アジア内陸乾燥地
<中国>
人口:14億1,140万人
(2024年4月IMF推計値 日本は1億2,462万人)
一人当たりのGDP:12,513.871US$
(2024年4月IMF試算値 日本は33,805.939US$) 森林率:23.34% (2020年FAO公表値 日本は68.4%)
<ウズベキスタン>
人口:3,570万人
(2024年4月IMF推計値 日本は1億2,462万人)
一人当たりのGDP:2,523US$
(2024年4月IMF試算値 日本は33,805.939US$)
森林率:8.43% (2020年FAO公表値 日本は68.4%)
現地スタッフからのメッセージ
オイスカでは、中国・内モンゴル自治区とウズベキスタン、この2つの地域で沙漠化防止プロジェクトを進めながら、「子供の森」計画を展開しています。ウズベキスタンでは、2022年から日本のオイスカ研修センターへ青年の送り出しが始まり、その研修生OBたちが中心となってプロジェクトを推進してくれています。「子供の森」計画での植林は小さな規模の活動ではありますが、地元の子どもたちが、小さな頃から環境を守る大切さについて理解し、自ら行動することが、将来的な沙漠化防止への近道になると考えています。今後も子どもたちの主体性を引き出しながら、緑化活動を行っていきたいと思います。
主な取り組み
中国・内モンゴル自治区での活動
コロナ禍で低迷した経済や教育は少しずつ回復を見せていますが、政府の方針によって国際NGOであるオイスカが学校内で活動するのが難しい状況が続いています。このため、「子供の森」計画の活動は、休日に有志を募り、沙漠化防止プロジェクトの現場にて行っています。2023年度は、沙漠にも育つサクサウールの苗木3,000本を植えました。
ウズベキスタンでの活動
ウズベキスタンのカラカルパクスタンでは、大規模な灌漑農業やダム建設などによって、かつて世界第4位を誇る湖だったアラル海の沙漠化が進んでいます。それに伴い、砂嵐やその風によって運ばれる塩による住民の健康被害や水不足が大きな問題となっています。こうした問題に対し、2023年度は3つの学校において、果樹などの植林を行うとともに、セミナーを開き、沙漠化の問題やその解決方法のひとつとして、植林の大切さを伝えました。同国でオイスカが沙漠緑化を行っている場所は学校や村から非常に遠く、子どもたちの参加は難しいですが、身近な学校周辺での緑化やセミナーを通じて、ふるさとの環境問題に意識を持ち、行動を起こすきっかけをつくっています。
<中国・内モンゴル自治区>
2023年度植林実績: 3,000本・面積3ha
累計(2008年から) 植林290,910本 面積99.6ha
2023年度に植えた主な樹種:サクサウール
2023年度参加者数:275人
「子供の森」計画参加学校数:18校(2008年からの累計値)
<ウズベキスタン>
2023年度植林実績:130本・面積0.12ha
累計(2014年から) 植林40,460本 面積26.12ha
2023年度に植えた主な樹種:リンゴ、チェリー、クルミなど
2023年度参加者数:66人
「子供の森」計画参加学校数:21校(2014年からの累計値)
2024年
9月
04日
水
2024.09 学校レポートinウズベキスタン
この学校はウズベキスタン・カラカルパクスタン共和国の首都ヌクスから北に56㎞ほど離れたチンバイという町にあります。周辺には、綿花や麦の畑が広がっています。記念すべき第1回目の活動では、オイスカの日本人スタッフも同行して果物やクルミの木を植えました。学校のナルギザ先生は「初めて他の国から人を招いて植林をした。子どもたちは普段はとてもシャイだが、今日は一生懸命コミュニケーションを取ろうとしていた。これからも自然を守ってほしい」と語ってくれました。今後は、植えた苗木の生長の記録や適切な管理についての学習も行う予定です。始めました。記念すべき第1回目の活動では、オイスカ日本人スタッフも同行し果物やクルミの木を植えました。学校のナルギザ先生は「初めて他の国から人を招いて植林活動を行いました。ここの子どもたちは普段はとてもシャイですが、今日は一生懸命オイスカの方と話そうとしていました。これから卒業しても自然を守ってほしいです。」と、子どもたちが自然を守る方法を主体的に学ぶ様子とそんな彼らへの期待を語ってくれました。
2024年
9月
04日
水
2024.09 子どもからのメッセージ from 中国
私は、中国・内モンゴル 自治区にある阿拉善左旗蒙古族学校3年生のウユンです。学校の横には防砂林があり、その向こう には広大なゴビ砂漠が広がっています。私たちの学校では、これまでオイスカの沙漠化防止プロジェクトに協力して、沙漠での植林活動に力を入れてきました。私も友だちと一緒に、オイスカの植林地に行って、沙漠にも育つ、サクサウールという木を植えました。この木は灌木で、大きく育つものではないですが、砂が飛んでいくのを防いだり、根っこに漢方薬になる植物を寄生させて育てることができると教えてもらいました。普段は教室の中で勉強する時間が多いので、外で行う植林活動はとても楽しいです。いろいろな新しいことを勉強することもできます。木を植えると、心も元気になり、大地も緑になります。私たちが行動を続けることで、ふるさとの沙漠化が止まり、緑が広がってほしいです。
2023年
5月
30日
火
2023.06 子どもからのメッセージ from ウズベキスタン
アッサラーム アライクム
(こんにちは)!
僕はマクタブ第54小学校4年生のアガベックです。「子供の森」計画の活動で、友達と一緒に木を植えられて楽しかったです。水を運ぶのも重くなかったし、大変だったことは特にありませんでした。前に家族と一緒に家の畑でりんごの木を植えたことがありましたが、家で植えた時の方が、水が少なく土も固かったです。自然があるときれいなので、緑が増えて欲しいと思っています。植えた木が大きくなるように、水をあげたり、土を柔らかくしたりしてお世話をしていきたいです。
2023年
5月
30日
火
2023.06 学校レポート in ウズベキスタン
砂漠の真ん中で植物を育てる
カラカルパクスタンにあるマクタブ第54学校は、市街地から車で1時間ほどの砂漠の中にあります。周囲には家が10軒ほど並んでいますが、その他は何もありません。校庭にはサッカーコートと畑があり、さまざまな木が植えられています。「子供の森」計画に参加したのは2022年からですが、10年ほど前に水道が通ったことをきっかけに学校独自で木を植え始めました。育った木の木陰にはベンチも設けられ、友達と座って話している子どもたちの様子も見られます。2022年度の活動としては、乾燥地でも育つことのできるサクサウール、桜、桑など130本を植林しました。今後は、日本の小学校とオンラインで交流を行い、環境活動の紹介をするなど、活動の幅を広げていきたいです。
また、この学校には将来、学校の先生になりたいという生徒が非常に多くいます。砂漠に囲まれた学校でありながら、もともと植物を育てる習慣もあることから、将来先生になり、砂漠緑化について次の世代に伝えてくれる人材が育つことを期待しています。
2022年
6月
22日
水
2022.6 学校レポート in ウズベキスタン
果物の収穫を楽しみに
この学校は、ウズベキスタン西部のカラカルパキスタン州ヌクス市の中心に位置し、語学に力を入れている学校です。 同州北部には、世界で最も急速に沙漠化が進んでいるといわれるアラル海があり、オイスカでは砂漠化防止に向けた活動に取り組んでいます。こうしたふるさとにおける課題について考え、行動する機会をつくりたいという学校の希望により、2021年から「子供の森」計画に参加しました。
ウズベキスタンでも長きにわたりコロナ禍による活動制限がとられていましたが、規制が緩和された時期に初めての活動を実施。リンゴ、ナシ、アプリコットなどの果樹を100本を植林しました。果物を収穫することを楽しみにしながら、子どもたちが管理を続けています。この学校のオザダ先生は、「アラル海の砂漠化は世界的な問題になっており、木を植える活動はその解決のひとつになります。自分たちの地域を守るため、これからもできることを続けていきたい」と話してくれました。
2022年
6月
22日
水
2022.6 学校レポート in 中国
飛砂の防止を目指した緑化活動
中国・内モンゴル自治区では、ゼロコロナ政策により、他地域同様に厳しい行動制限が取られています。対面授業が再開されていても、課外活動は制限されているため、以前のように学校単位で活動することは難しい状況です。このような中ではありますが、自分たちにできることをやりたいと、阿拉善蒙古族完全中学校の生徒ら約50名がボランティアとして植林活動に参加。町郊外にあるオイスカの阿拉善沙漠生態研究研修センターにて、砂漠でも活着し、飛砂を抑える効果が期待できるソウソウという灌木3万本を植栽しました。
この地域は、日本に届く黄砂の源の一つと言われており、近年現地でも東京都に近い面積の緑化が行われていますが、今年は北西風の影響により、例年以上に砂嵐が多く発生して いる状況です。コロナ禍など課題は多くありますが、これからも人々がこの地域で住み続けられるよう、子どもたちや住民とともに緑化を続ける努力をしていきたいと思います。
2022年
6月
22日
水
2022.6 子どもたちの学校生活 in ウズベキスタン
アッサラーム アライクム
(こんにちは)!
私の学校生活を紹介します。
わたしは高校1年生のデグラボです。コロナ禍では、学校が休校になってしまったので、在宅学習が中心でした。一人だったので寂しかったですが、今は学校が始まって友だちと一緒に勉強できるようになり、とても嬉しいです。私のふるさとには、とてもフレンドリーな人がたくさんいるので、そこが自慢です。今回初めて「子供の森」計画の活動に参加して多くのことを学べたので、今後こうした活動をもっと行っていきたいです。学校の中だけでなく、ごみ拾いなど街をきれいにする活動にも取り組んでいきたいです。
2021年
7月
08日
木
2021.7 China-2
ニーハオ!(こんにちは)
私は、阿拉善左旗蒙古族学校3年生のアリマです。私の周りでは新型コロナウイルスにかかった人はいませんが、2020年の夏頃まで、町のお店は全部閉まり、他の地域に行くこともなかなかできなくなりました。学校の授業もオンラインになり、友だちや先生と会えなくなってしまいましたが、夏頃から学校やお店も再開し、少し ずつ町が賑やかになりました。また学校のみんなと植林活動ができたらいいなあと思います。
2021年
7月
08日
木
2021.7 China-1
ボランティアとして
有志が緑化活動を継続
阿拉善左旗蒙古族学校は、オイスカの阿拉善沙漠生態研究研修センターより一番近い学校(小中一貫校)であり、これまで環境教育の一環として砂漠での緑化活動を一緒に行ってきた理解のある学校です。牧民の子どもたちが8割を占めており、多くが寄宿舎で生活しています。いつも元気いっぱいな子どもたちの声が響く学校です。しかし、2020年度は、新型コロナの影響により、課外活動が制限されたため、学校をあげて、公式に植林活動を行うことができませんでした。
2021年
7月
08日
木
2021.7 Uzbekistan
体験する大切さを学ぶ
この学校は、2003年に設立された、ウズベキスタン西部、カ ラカルパクスタン州にある農業大学です。同州には、21世紀 最大の環境問題ともいわれる干上がった塩湖・アラル海があ り、同校も2017年からオイスカと共に、砂漠化防止に向けた 活動に取り組んでいます。
2020年
6月
11日
木
2020.6 China-1
ふるさとの課題を実感し、問題意識を高める
シリンホト第一中学校は、内モンゴル自治区シリンホト市の街中にある学校です。全校生徒の10%ほどの遊牧民の子どもたちは、遠い村から来ているため普段は寄宿生活を送っています。この地域は、もともと豊かな草原が広がっていましたが、年間降雨量300ミリ以下と雨量が少なかったところに、土地の再生能力を超えた過剰な開墾・放牧が続いたことで、砂漠化が進んでいます。
2019年
7月
19日
金
2019.7 China・Inner Mongolia-1
ニーハオ(こんにちは)!
僕の一日を紹介します。
僕は、阿拉善民族学校に通う3年生のアイラグです。学校には、毎日歩いて通っています。授業は朝8時から、夕方5時半まであります。僕の村(バインノルゴン)には、昔有名な仏教学者がいたそうで、それがちょっとした自慢です。「子供の森」計画では、ソウソウの苗木を植える活動が楽しかったです。
2019年
6月
21日
金
2019.6 China・Inner Mongolia-1
教師の熱意が学校の環境保全活動を牽引
阿拉善左旗モンゴル族学校は、小中一貫校で、農牧民の子どもたちが多く通っています。学校には寄宿舎もあり、親元を離れて生活する生徒も多くいます。環境教育に強い関心を持っていた教師が、オイスカが行っている砂漠化防止の活動に、生徒たちを参加させたいと相談をしたことから「子供の森」計画の活動が始まりました。
2018年
6月
27日
水
子どもたちに会いに行こう!2018オイスカツアー情報
2018年のオイスカツアー情報です!
「子供の森」計画の子供たちに会える・現場が学べるツアーが各地で開催されます。
ぜひ、ご参加ください!
2018年
5月
18日
金
2018.5 China・Inner Mongolia-3
ニーハオ!(こんにちは!)
私の一日を紹介します。
私は、阿拉善第9中学校に通う1年生のファンファンです。私の住むアラシャンという地域は、かつては青い空と美しい草原が広がっているところだったと聞きました。
2018年
5月
16日
水
2018.5 China・Inner Mongolia-2
「子供の森」計画に仲間入り
しました!
シリンホト市第6中学校は、内モンゴル自治区東部のシリンホト市にある生徒数5,060人の大きな学校です。1993年に開校した比較的新しい学校ながら、2010年には校舎を新しくするなど、地域のモデル学校として先進的な教育を行っています。環境保全や緑化についても関心が高く、環境教育に力を入れていることから地元政府の推薦を受け、2017年から「子供の森」計画に参加しました。
2018年
5月
16日
水
2018.5 China・Inner Mongolia-1
砂漠化問題を身近に感じる
ボランティア
この大学は、古都西安にある中国西北地域における教育の重点大学です。ここでは日本語の他にも英語、ロシア語コースがあり、卒業生は西北地域の日系企業などに就職しています。オイスカのスタッフが、日本語学科にて環境講座を行ったところ、興味のある学生がアラシャンの砂漠緑化現場を視察に訪れ、そこから毎年ボランティアが現地を訪れるようになりました。参加する人数を減らさなければならないほど、毎年多くの学生からボランティアの希望が来ています。
2017年
5月
16日
火
2017.5 Uzbekistan
砂漠化を食い止めよう!
ウズベキスタンは国土の80%が砂漠化しており、政府も植林政策を進めています
が、砂漠化の速度には追いついていない状況です。首都タシケントから450km離れ
たキジルクム砂漠北東部にあるドンガラク村(約100世帯)の第27小中学校(校長ジョン・アハマド氏)では、2014年から「子供の森」計画を開始。中国内モンゴル自治区で進む砂漠化防止プロジェクトの知識や技術を活用して、植林活動を行っています。
2017年
4月
12日
水
2017. 4 Inner Mongolia-3
ニーハオ! (こんにちは!)
私の一日を紹介します。
私は、阿拉善左旗第二実験小学校で「子供の森」計画に参加している6年生のジュラです。「子供の森」計画の活動の中では、学校が綺麗になると嬉しいので、ゴミ拾い活動を頑張っています。私のふるさとは、学校のある町から400km北にあるゴビ砂漠の村にあります。村には山があってそこから見下ろす街の景色がとてもきれいです。でも、緑が増えればもっときれいになると思います。将来は自分のふるさとを緑豊かにしたいので植林を頑張りたいと思っています。
2017年
4月
11日
火
2017. 4 Inner Mongolia-2
緑のふるさとを目指して
シリンホト民族小学校は児童数が1200人と大きな学校であり、内モンゴル自治区東部のシリンホト市に位置しています。同校はモンゴル民族の学校のため、遊牧民の子どもたちが多く、家業に直接的に関わりがあることから、砂漠化の問題に対し非常に敏感です。地域の環境をよくしたいという強い想いから、「子供の森」計画の活動が2014年に始まりました。これまでは環境セミナー等の環境教育が中心でしたが、2016年は沙柳(スナヤナギ)という砂ぼこりを止めるために有効な低木をより効果の出やすいように格子状に植林しました。
2017年
4月
10日
月
2017. 4 Inner Mongolia-1
砂漠化防止に向けた子どもたちの挑戦
阿拉善左旗第二実験小学校は、内モンゴル自治区・阿拉善(アラシャン)の町の中にあり、普段から環境美化に力を入れています。この学校は、年間降水量が400mmと東京の3分の1しかない乾燥した高原地帯に位置しており、冬の平均気温も-11℃と厳しい環境にあります。周囲は植生もまばらな砂漠となっていますが、砂漠化防止に向けた取り組みを経験したことがない子どもたちが多く、実践的な環境教育に取り組みたいと学校からの要望があったため2012年に「子供の森」計画に参加しました。
2016年
6月
29日
水
2016.5 Inner Mongolia 3
ニーハオ! (こんにちは!)
私の一日を紹介します。
私は、モンゴル民族完全中学校で「子供の森」計画に参加している1年生 のアルナです。私は寄宿舎で生活をしています。朝は6時から学校が始ま り夕方の5時に終わります。私のふるさとには立派なラクダがたくさんい
て、星空がとてもきれいです。昔は草原があり川も流れていて美しかった そうですが、今は干ばつが続いているため、私たちは毎年植林をしていま す。将来は自分たちの手で美しい阿拉善を取り戻したいと思っています。
2016年
5月
12日
木
2016.5 Inner Mongolia -2
身体に感じる砂漠の問題
北京大学附属中学校は1960年に設立された北京市の重点中学校であり、全国 から優秀な子どもたちが集まり、生徒数2,500人、教師数188名の大きな学校 です。この学校は文武両道、科学教育に力を入れていますが、大都会にあるため子ど もたちは自然に触れる機会がほとんどありません。子どもたちに砂漠化問題に関心を 持ってもらいたいという先生たちの希望もあり2015年より「子供の森」計画に参 加しました。また北京市では近年PM2.5などの環境汚染が深刻になっているため、 学校全体で環境教育に力を入れ始めました。
2016年
5月
12日
木
2016.5 Inner Mongolia -1
自然との共に生きる文化を大切に
阿拉善左旗モンゴル族学校は、阿拉善(アラシャン)で唯一の9年生教育のモンゴ ル族の学校です。モンゴル族の伝統文化である自然を守り、自然と共に生きる活動を 行いたいということから2013年に「子供の森」計画に参加しました。生徒は遊牧 民の子どもたちが多く、約半数は親元を離れて寄宿生活をしています。家業に直結す ることから、砂漠の問題に非常に関心が高く、環境を良くしたいという気持ちから、植 林やゴミ拾いなどの地域の環境保護活動も積極的に行っています。また学校教育の 中でも環境保全活動に力を入れるようになりました。
2015年
5月
12日
火
2015.5 China-3
你好!(ニーハオ)こんにちは!僕の一日を紹介します。
僕は阿拉善左旗モンゴル族学校で「子供の森」計画の活動に参加している2年生のヤンサンガです。友達からはヤンヤンと呼ばれています。学校は朝の8時から夕方の5時半まで授業があり、1月の半ばから2月末までが冬休みで、7月の半ばから8月末までが夏休みです。僕は馬に乗って走ったり、ゲル(遊牧民の伝統的な移動式 住居)の中でお茶を飲む時間が大好きです。 「子供の森」計画で一番好きな活動は、木を植えることです。ふるさとに緑が広がり、環境がよくなるように、もっとたくさん木を植えていきたいと思っています。
2015年
5月
12日
火
2015.5 China-2
砂漠化に立ち向かう人材づくり
化学材料科学学院は、西北地域における最も優秀な大学として知られている西北大学の中にあります。科学に関する人材育成のパイオニアにもなっているこの学院では、科学的な視点での環境問題の解決に力を入れており、夏休みに学生が研修する場所としてオイスカの阿拉善沙漠生態研究研修センターが指定されたことがきっかけとなり「子供の森」計画への参加が始まりました。センターでの植林活動をはじめとした研修に代表の学生が参加したほか、学内において同センターの冨樫所長による環境に関する講義も行われました。
2015年
5月
12日
火
2015.5 China-1
緑が広がることを信じて
阿拉善左旗モンゴル族学校は、9年生まである小中一貫校で、農牧民の子どもが多く通っており、学校にある寄宿舎で生活する子どもたちも多くいます。内モンゴルでの「子供の森」計画活動の拠点となっているオイスカの阿拉善沙漠生態研究研修センター近くにあるため、子どもたちは同センターで行っている砂漠でも育つソウソウという木の植林やその管理に積極的に参加しています。また、他の地域の人々と植林を通じて交流したり砂漠の状況を観察しながら歩くなど、植林活動だけでなく文化交流や環境学習にも取り組んでいます。
2014年
4月
17日
木
2014.4 China-3
你好(ニーハオ)!こんにちは 私の一日を紹介します
私は阿拉善左旗蒙古族学校で「子供の森」計画に参加しているエグシグです。友達にはハイラーと呼ばれています。
2014年
4月
17日
木
2014.4 China-2
『ようこそ!「子供の森」計画へ』
~2013年度新規参加校紹介~
2013年の校舎の建て替えをきっかけに、「子供の森」計画の拠点であるオイスカのセンターまで歩いていける距離に引っ越してきて新しく活動に参加した阿拉善左旗蒙古族学校。人工芝グラウンドまである近代的な学校に生まれ変わりました。
2014年
4月
17日
木
2014.4 China-1
『教室を離れて環境保全の大切さを学ぶ子どもたち』
2008年に正式に「子供の森」計画に参加した阿拉善蒙古族完全中学校は中高6年一貫校です。正式に参加し始めた2008年以前から、子どもたちは自主的にオイスカのセンターへ来て植林活動に参加していました。
2013年
4月
12日
金
2013.3 China-2
『砂漠化を止める方法を学ぶ子供たち』
中国・内モンゴル自治区阿拉善地区
2011年に100kmほど離れた吉蘭太(ジランタイ)村から巴彦浩特(バインホト)へ移動して来たモンゴル族の学校・阿拉善吉蘭太蒙古族中学校。この学校も街中にあるため、オイスカのセンターで緑化活動を行っている学校の一つです。
日差しを遮るものが何もない砂漠地帯での緑化活動は非常に大変な作業ですが、子どもたちは乾燥に強い低木を植えたり水やりを行ったりと一生懸命に活動しています。またその時期に応じた植物の種を取るなど、植物の勉強も同時に行っています。
2013年
4月
12日
金
2013.3 China-1
『モンゴル族の文化を守るため』
中国・内モンゴル自治区阿拉善地区
街の中にある阿拉善(アラシャン)の各学校は敷地が狭く敷地内での植林活動が難しいため、オイスカの阿拉善沙漠生態研究研修センターへ来て緑化活動を行っています。センターまでの距離の問題もあり多くの学校は頻繁には来られませんが、何かと足繁く通ってくれるのがこの阿拉善蒙古族完全中学校の生徒たちです。
2012年
2月
29日
水
2012.2 China-2
『お互いが成長できた交流植林活動』
中国・内モンゴル自治区阿拉善地区
一年前に姉妹校になった愛知県の逢妻中学校から、7名の生徒と先生が訪れ、一緒に植林活動を行いました。「子供の森」計画に参加する蒙古族完全中学校の子どもたちにとって植林は手慣れたものです。穴を掘る手つきもたくましく、水を運ぶのも軽々としたものです。初めて沙漠に植林する日本の子どもたちを手伝うかのように、率先して動き回っていました。内モンゴルの子どもたちにとってこの植林は、とても刺激になったようで、「遠い日本から、私たちの環境のために植林に来てくれる友人にとても感謝しています」と話していました。英語でコミュニケーションを取りながら活動を進めていきましたが、日本の子どもたちは言いたいことが英語で言えずもどかしそうです。「もっと英語を勉強しよう!」と決意した子どもたちも多いようです。さて、内モンゴルの子どもたちですが、「子供の森」計画の活動を始めた当初は、活動のたびにゴミを散らかしてしまい、その度にコーディネータから環境の話を聞いたり、片付けの注意を受けていましたが、今は何も言われなくてもゴミをきちんと片付けて帰るようになりました。「子供の森」計画の活動が、少しずつ彼らの行動に変化をもたらしています。
2012年
2月
29日
水
2012.2 China-1
『世界の緑の波の一つになった!』
中国・内モンゴル自治区阿拉善地区
2011年5月23日、阿拉善第八中学校は、世界中で一斉に木を植えようというグリーンウェイブキャンペーンに参加しました。この時期は植林適期を少し過ぎているため、植林ではなくポット苗作りをしました。細長いビニール袋の底をテープで止め、中におがくずと羊糞を混ぜた砂を入れ、種を植え付け、圃場に運び、水をやります。説明が終わると、子どもたちは自分たちで役割を決めて、それぞれ散らばっていきました。砂を入れる為にペットボトルを半分に切って簡易スコップを作ったり、流れ作業にしたり、効率よくできるように子どもたち自らそれぞれに工夫して作業を進める姿は頼もしいものです。200人もいたため、用意しておいたビニール袋は瞬く間に無くなりました。 「もう無いの?!」と物足りなさそうでしたが、ポット苗を作る意味、世界の一員として緑化活動に参加することの意義を説明すると、嬉しそうに顔をほころばせていました。普段は受験勉強に追われている中国の学生たち。こうした活動を通して環境を考える事の大切さ、緑化活動の楽しさを感じて欲しいものです。学校からオイスカセンターまでの往復6kmの道のりをたくましく行進し、ゴミを拾いながら帰って行きました。
2011年
7月
01日
金
環境教育友好交流校締結
中国:内モンゴル自治区阿拉善地区
これまでの「子供の森」計画の活動をきっかけとして、内モンゴルの民族中学校と愛知県豊田市立逢妻中学校が交流学校となり、8月22日にその締結式が執り行われました。今後手紙のやり取りなどを通じて交流を深めていく予定です。締結式の後には生徒達が参加してセンターにて植林活動を実施しました。
2011年
7月
01日
金
60年前のふるさとに思いを馳せて
中国:内モンゴル自治区阿拉善地区
「60年くらい前は緑が多くてね、砂漠もあったけれど、トゲのある草が多くて中に入れなかったくらいだったよ」子供達はラマ僧の話を真剣に耳を傾けていました。今は砂漠である土地が昔緑で一杯だった頃の話を聞いたことは子ども達の心に「いつかこの土地に緑をよみがえらせることができる」、と大きな勇気を呼び起こしました。