2018.5 China・Inner Mongolia-2

当日は太陽が照り付ける中での植林に。「緑が増えれば、涼しくなるはずだ!」とみんなで頑張りました
当日は太陽が照り付ける中での植林に。「緑が増えれば、涼しくなるはずだ!」とみんなで頑張りました

「子供の森」計画に仲間入り

しました!

 

 シリンホト市第6中学校は、内モンゴル自治区東部のシリンホト市にある生徒数5,060人の大きな学校です。1993年に開校した比較的新しい学校ながら、2010年には校舎を新しくするなど、地域のモデル学校として先進的な教育を行っています。環境保全や緑化についても関心が高く、環境教育に力を入れていることから地元政府の推薦を受け、2017年から「子供の森」計画に参加しました。

スタッフから植林方法を教えてもらいながら、苗木を植える生徒たち
スタッフから植林方法を教えてもらいながら、苗木を植える生徒たち

 初年度は、生徒たちが阿拉善(アラシャン)沙漠生態研究研修センターを訪問し、障子松を1,000本植えました。障子松は、地元に生える木の中で最も乾燥に強い高木で、砂の移動を止めるとともに、土壌を改善してくれます。夏の暑い日の植林でしたが、生徒たちはみんなで汗を流して楽しみながら作業を行いました。他にも黄柳を利用して紙をつくるなど、身の回りにある自然の恵みについて、体験を通じて再発見する時間もつくりました。これからも、少しずつ活動に関わる生徒たちを増やしながら、学校全体として砂漠化への問題意識を持つとともに、自分たちにできる行動について考える機会を設けていきたいと考えています。

Xilinhot No.6 High School / シリンホト市第6中学校

●活動開始年 2017年 ●生徒数 5,060人 ●所在地 錫林郭勒 振興小区2号