カンボジア

人口: 1,599万人

(2023年4月IMF推計値 日本は1億2,517万人)

一人当たりのGDP:1,784.786US$  

(2023年4月IMF試算値 日本は33,821.931US$)

                             森林率:45.71% (2020年FAO公表値 日本は68.4%)

カンボジア担当   ヨン・オーク
カンボジア担当 ヨン・オーク

現地スタッフからのメッセージ

 訪日研修生OBOGを中心としたチームとして動けることがとても幸せですし、大変なこともありますが、諦めずに頑張っています。活動に参加している学校や寺院は皆とても協力的で、責任を持って苗木の管理を自主的に続けてくれています。植林した木々はしっかりと育っており、さわやかな風を運んでいます。子どもたちが快適に過ごせるようになり、よい変化が生まれていることを本当に誇らしく思います。長く続いたコロナ禍では、カンボジアも日本も大変な思いをしましたが、遠く離れた私たちの活動を応援し続けてくださる日本のサポーターの皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

主な取り組み

乾いた大地に緑を増やす

 2022年度は、南東部のコンポンチャム州と東部のトブンクムン州において、6つの学校と3つの寺院、そしてコミュニ ティセンターの計10ヵ所で植林活動を実施。両州では「子供の森」計画への参 加を希望する学校や寺院が非常に多く、10ヵ所すべてが新規参加となりました。植林では、メンガやテチガイシタン、ケランジィといったマメ科の樹種を中心に1,800本の苗木を植えました。これらの樹種は乾燥に強く、やせている土地でも育つという特性を持っています。埃っぽく、乾燥が厳しい土地が多い植林地ですが、そうした場所でも活着しやすい樹種を植えたこと、そして学校が子どもたちに苗木の管理を義務づけていることもあり、各植林地で苗木が順調に生長しています。

5月22日の国際生物多様性の日を記念したグリーンウェイブ植樹と環境セミナー(スバイ ボプロエック小学校)
5月22日の国際生物多様性の日を記念したグリーンウェイブ植樹と環境セミナー(スバイ ボプロエック小学校)

活動の現状と今後の展望

 各地域では、OBOGらがコーディネー ターとなり、植林とともに、環境に関する講義を担っています。そうしたコーディネーターのスキルや知識を底上げしながら、他国での事例を参考に、今後は環境の負荷の少ない農業について教える農業実習など、活動の幅を広げていきたいと考えています。また大学生をボランティアとして巻き込むなど、 協力の輪を拡げていきたいです。

2022年度植林実績: 1,800本・面積2.5ha 

累計(2009年から) 植林16,290本 面積21.65ha  

2022年度に植えた主な樹種:メンガ、テチガイシタン、ケランジィなど

2022年度参加者数:625人

「子供の森」計画参加学校数:70校(2009年からの累計値)

2023年

5月

31日

2023.06 子どもからのメッセージ from カンボジア

ソフィークくん(13歳)仏教学校
ソフィークくん(13歳)仏教学校

チョムリアップスオ

(こんにちは)!

 私は仏教学校に通っているソフィークです。私は、仏法について学んでいます。両親が貧しい農家の出身で、学校に行くことができず、読み書きを学ぶために僧侶になりました。

 朝食前には必ずパゴダ(寺院)の小さな庭の花に水をやり、昨年は環境保護について学びました。僧侶になる前は、両親と一緒に果樹栽培をしていました。植え方を教えてもらい、自分で植えられるようになりました。

 環境保全活動に参加するのは今回が初めてなので、仲間と一緒に木を植えられてうれしいです。植林後も、他の僧侶と順番に水をやったり、草を抜いたりしています。植えた木が大きくなって木陰を作り、パゴダに涼しい空気と緑を与えてくれるようになってほしいです。

2023年

5月

31日

2023.06 学校レポート in カンボジア

先生も中心となって

学校を緑豊かな環境へ

 農業が盛んなトボンクムン県に位置するポン・トーク小学校。学校の南側には野菜や果物を売る小さな市場があり、西側には大きなパゴダ(寺院)があります。東側は、多くの農場(ゴム、バナナ、カシューナッツ)があり、緑豊かな景観が広がっています。校長や先生方の責任感が強く、地域からも愛されています。先生たちは自然が大好きで、学校内の環境も改善したいという思いが強く、「子供の森」計画の活動にも非常に協力的です。

 2022年度の植林活動で植えたのは、どのような土壌でもよく育ち、農業省によって植樹が推進されているケランジイや、手入れが簡単で生長の早いメンガなどです。今後は、子どもたちに野菜づくりを指導するための小さな菜園をつくることを計画しています。

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2022年

7月

13日

2022.7 子どもからのメッセージ from カンボジア

アリー アニザさん(14歳) チョアムル小学校
アリー アニザさん(14歳) チョアムル小学校

チョムリアップスオ

(こんにちは)!

 6年生のアニザです。コロナで、オンライン授業が続きましたが、接続の問題もあって、あまりうまく勉強できませんでした。やっぱり友だちと一緒に勉強するのが一番です。植林をするのは「子供の森」計画の活動が初めての経験でした。友だちと木を植えて、水やりして木が育っているのを見るのが好きです。

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2022年

7月

13日

2022.7 学校レポート in カンボジア

インタビューに答えてくれた6 年生のチェア・チャンテアさん
インタビューに答えてくれた6 年生のチェア・チャンテアさん

 木の成長を見るのがうれしい

 ボルブ小学校は、カンボジア東部トボンクムン州にあり、周りには黒コショウの畑が広がっています。環境保全に関心の高かった校長先生は、かねてより農業省に苗木の支援を訴えていましたが、実現には至っていませんでした。そうした中で、他校より「子供の森」計画の話を知り、オイスカに相談したことから、2021年度に植林活動が実現することとなりました。

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2022年

7月

13日

2022.7 活動のあゆみとこれから in カンボジア

学校や地域から信頼を得られているからこそ、コロナ禍でもスムーズな活動調整ができた
学校や地域から信頼を得られているからこそ、コロナ禍でもスムーズな活動調整ができた

 つながりが育む成果

 カンボジアでは、研修センターのような拠点はなく、オイスカの訪日研修を受けたOBOGたちが助け合い、「子供の森」計画を推進しています。彼らは、会社員や教員、自営業など本業を抱える傍ら、ふるさとに貢献したいという思いで、各自がそれぞれの地元での調整を担当。活動の際は周辺のOBOGらが応援に駆けつけます。

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2021年

6月

14日

2021.6 Cambodia

多くの子どもたちにとって初めての植林体験となった
多くの子どもたちにとって初めての植林体験となった
「初めて植林に参加し、正しい感染予防の方法についても初めて学びました。学んだことを早速家族にも伝えました !」と語る 6 年生のスレイリープさん
「初めて植林に参加し、正しい感染予防の方法についても初めて学びました。学んだことを早速家族にも伝えました !」と語る 6 年生のスレイリープさん

 長年の夢が叶って植林開始

 この学校はコンポンチャム州の州都から35km離れており、 周辺の住民は水稲栽培やパイナップル、バナナや豆の栽培などで生計を立てています。2020年に「子供の森」計画の仲間入りをし、初めての活動では、ケランジィ、コキなどの郷土樹種を170本植えました。土壌がよかったこともあり、生存率も高く、半年で約1.5mほどに成長した木もいくつかあります。木々の管理を率先して行っている校長先生は、「子どもたちの学習環境をよくするため、役場や教育省の地域事務所に対して、幾度となく樹木の寄附について要請してきたが、返答がなかった。今回長年の夢がかない、嬉しく思う。最近は子どもたちにも水やりの習慣ができた。また、感染対策が重要な中 で、予防についての講義やアルコール、マスクなども寄附いただき、とても助かった。支援してくださっている日本の皆様にとても感謝している」と笑顔でコメントしてくれました。


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2021年

6月

01日

パンデミックと「子供の森」計画 in カンボジア

子どもたちに手洗いの方法など、感染予防について説明する現地スタッフ
子どもたちに手洗いの方法など、感染予防について説明する現地スタッフ

安心して活動を続けるために

 2020年は、植林に最適な雨期を逃さないよう、学校や地域と密に連携し、休校期間を含む5月~10月にかけて植林を行いました。活動の際は、不足していた石鹸やアルコール消毒液、体温計などを寄附しつつ、検温や手指の消毒を徹底するなど、感染対策に努めました。さらに環境保全に関する講義と合わせ、啓発資料を配布しながら、分かりやすい言葉で感染予防について説明。噂や嘘の情報も多い中 、読み書きが苦手な子どもたちや地域の人々にも正しく知識を伝えられるよう、保健省や他NGOと連携し、スタッフ自身も学び、工夫しながら取り組みました。

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2019年

5月

22日

2019.5 Cambodia-2

パグナくん(13歳)
パグナくん(13歳)

チョムリアップスオ(こんにちは)!

 

 僕は、6年生のパグナです。僕の趣味は読書で、特に動物の本を読む ことが好きです。「子供の森」計画では、学校の近くにあるトロパイン アンビル寺院に植林をしたことがとても心に残っています。またオイスカのコーディネーターから環境について新しいことを教えてもらうことが大好きです。

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2019年

5月

22日

2019.5 Cambodia-1

2018 年 8 月には、日本から 訪問客も。植林や交流を楽しんだ
2018 年 8 月には、日本から 訪問客も。植林や交流を楽しんだ

学校も万全のサポート体制で

取り組んでいます!

 

 タパン小学校は、カンボジア南東部のコンポンチャム州に 位置しています。学校の周りにはゴムの木やカシューナッツの 農場が広がっており、多くの住民が農業で生計を立てていま す。学校の広い敷地に苗木を植え、子どもたちが心地よく過ご せる環境をつくりたいという希望で、2018年に「子供の森」計 画の活動を始めました。

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2018年

6月

27日

子どもたちに会いに行こう!2018オイスカツアー情報

2018年のオイスカツアー情報です!

「子供の森」計画の子供たちに会える・現場が学べるツアーが各地で開催されます。

ぜひ、ご参加ください!

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2018年

5月

18日

2018.5 Cambodia-3

モアさん トゥールメア小学校
モアさん トゥールメア小学校

チョムリアップスオ!(こんにちは!)

私の一日を紹介します。

 

 私は、トゥールメア小学校に通うモアです。月曜日から土曜日の7時から17時まで毎日授業があって大変ですが、学校はとても楽しいです。

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2018年

5月

16日

2018.5 Cambodia-2

5月20日には、生物多様性の日(5/22)を記念したグリーンウェイブ植樹を実施
5月20日には、生物多様性の日(5/22)を記念したグリーンウェイブ植樹を実施

みんなが心待ちにする活動に

 トゥールベン小学校は、1年生から3年生までの子どもたちが通う小さな学校です。道が舗装されていないため、雨が降ると道路が滑りやすくなり、通学も大変です。雨期には、古くなった校舎が雨漏りを起こすため授業が休みとなることもあります。広い校庭には、全く木々がなく、日陰もありませんでした。このような子どもたちの状況を不憫に思った先生たちがオイスカに相談をしたことから、活動が始まりました。

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2018年

5月

16日

2018.5 Cambodia-1

植林の前には、活動の意義と木の植え方についてのレクチャーを実施
植林の前には、活動の意義と木の植え方についてのレクチャーを実施

苗木とともに意識も育つ

 トゥールメア小学校は、コンポンチャム州の州都から38キロの田舎にあります。学校には、土質もよい広い敷地がありましたが、子どもたちが休めるような木陰はなかったため、緑化を進めながら環境への理解を深めたいとの校長先生の希望で「子供の森」計画の活動が始まりました。

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2017年

4月

14日

2017.4 Cambodia 3

ソート・スレイタッチさん(14歳) ノレア中学校
ソート・スレイタッチさん(14歳) ノレア中学校

 

チョムリアップ・スオ!

(こんにちは)

私の一日を紹介します。

 

私はノレア中学校8年生のソートです。私のふるさとは、土が豊かなのでおいしいお米がとれます。これからも「子供の森」計画の活動を頑張って、学校が大きく育った木々に囲まれて美しくなり、皆が日陰の下で思いっきり走り回れるような環境をつくりたいです。植林活動を続けることで学校だけではなく村にもたくさん木々が増えて森が出来ると嬉しいです。私の夢は友達や村の人たちが緑でいっぱいになったふるさとで平和に暮らす姿を見ることです。

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2017年

4月

14日

2017.4 Cambodia 2

有機農業にも挑戦しました
有機農業にも挑戦しました

 

「子供の森」計画に

仲間入りしました!

 

フンセン・パダウチュン学校は、国道から5kmほど入った田園風景が広がるのどかな場所にあります。高台にあるため、雨季の洪水被害はありません。校庭には日陰がないため、子どもたちが外で遊べるように木を植えましょうと校長先生が呼びかけたことがきっかけで2016年に活動が始まりました。

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2017年

4月

14日

2017.4 Cambodia 1

植林の前に、コーディネーターからレクチャーを受ける子どもたち
植林の前に、コーディネーターからレクチャーを受ける子どもたち

 

ふるさとの消え行く

自然を守ろう

 

ノレア中学校は村から2km離れた場所にあり、周りを田んぼに囲まれています。学校を挙げて環境活動に力を入れており、活動に参加している子どもたちも熱心に植えた苗木の管理をしています。子どもたちの日々の努力が実り、2016年に植えた110本の苗木は、枯れることなく元気に育っています。植林活動では、メンガ、ナンバンサイカチ、チークなどの木を植えました。特にメンガは森林伐採が進んで数が少なくなっており、こうした郷土樹種の植林活動を通じて、子どもたちは本来の自然の豊かさを再認識しているようです。

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2016年

5月

11日

2016.5 Cambodia -3

 セン・シモンさん(11歳)   ダムリル小学校
セン・シモンさん(11歳) ダムリル小学校

チョムリアップ スオ!(こんにちは!)

私の一日を紹介します。 

私はダムリル小学校で「子供の森」計画に参加している6年生のセン・シモ ンです。学校は家から自転車で5分のところにあり、月曜日から土曜日まで

勉強しています。一番好きな活動は木を植えることです。学校に気持ちの良 い木陰ができるように木のお世話を頑張っています。私の大好きなふるさ とが、緑に囲まれた美しい場所になるよう、これからも木を植えていきたい です。将来は子どもたちに環境を守る大切さについて教える先生になりた いです。

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2016年

5月

11日

2016.5 Cambodia -2

学校の周りにはほとんど木が無く、強 い日差しが照り付けます
学校の周りにはほとんど木が無く、強 い日差しが照り付けます

木陰下で遊べる日を夢見て…

この学校は2013年にコンポン・チャム市にある、貧しい村の中心に創立されま した。学校の周りは、植物が育ちにくい、さらさらとした砂状の土に覆われています。 もともと大変暑い気候のうえに、学校の敷地には数本しか木がなかったため、外に出 て遊ぶ子どもたちはほとんどおらず、子どもたちの多くは教室や図書館で過ごしてい ます。学校の環境を良くし、子どもたちが思いのままに木陰の下で楽しく遊べるよう、 2015年に「子供の森」計画の活動を始めました。

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2016年

5月

11日

2016.5 Cambodia -1

植えた苗木の様子を観察
植えた苗木の様子を観察

ふるさとの木を学ぼう

ダムリル小学校は、周りを田んぼに囲まれたのどかな地方にある児童数684人の学校です。学校周辺には数本のヤシの木があるだけで日陰が無く、勉強するにも遊ぶにも暑くて大変だったことから、先生たちが危機感を抱き「子供の森」計画へ参加 することになりました。

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2015年

6月

15日

2015.6 Cambodia

みんなで植林活動を実践!
みんなで植林活動を実践!

環境について学び、実践する

Deum Kokoh Primary School、Damril Primary School、Damril Secondary Schoolの3校の合わせて750人もの生徒たちがワークショップと植林活動に参加し、ゴミ分別の方法や植林の方法といった環境に関することについて学び、そのあと合計550本もの苗木を植えました!


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2015年

5月

08日

2015.5 Cambogia-2

木を植えることの喜びを皆で共有
木を植えることの喜びを皆で共有

活動に仲間入りしました!

 トベン・ミン・チェイ小学校は、サッカーができるグランドや庭など広い敷地を持っています。このような敷地を子どもたちのために活用したいとの思いから、植林活動や環境ワークショップに関心を持ち、2014年に「子供の森」計画に仲間入りしました。活動では生物多様性を重視し、郷土樹種を中心に9種類の木を植えました。様々な種類の木を植え、管理をすることで子どもたちにとっては地域の自然について改めて学ぶ機会になっています。

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2015年

5月

08日

2015.5 Cambogia-1

教室の前に植えた木々は青々と成長
教室の前に植えた木々は青々と成長

  身近に感じる木の成長

 スラブ・クドン小学校は、ゴムのプランテーションの広がる農村地帯の国道沿いにある学校で、1年生から6年生までが勉強しています。2014年の活動では、子どもたちが自分で植えた木を身近に感じられるよう、教室の前に木を植え、また過去に植え、大きく育った木の下には机を置いて休憩時間に本を読むことができるようにしました。活動への参加を通じて、子どもたちは自ら進んで植えた苗木の手入れを行うようになり、さらにゴミを分別したり教室を清潔に保つなど身の回りの環境にも意識を向けるようになりました。

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2014年

4月

16日

2014.4 Cambodia-3

ជម្រាបសួរ។!(チョムリアップ スオ) こんにちは僕の一日を紹介します

僕はトゥロペリングリュージー小学校で「子供の森」計画の活動に参加している5年生のナンです。

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2014年

4月

16日

2014.4 Cambodia-2

木を育てるために水やりは欠かせない作業です
木を育てるために水やりは欠かせない作業です

『ようこそ!「子供の森」計画へ』~新規参加校紹介~

住宅地にあるトゥロパエンリュージー小学校。学校の敷地内にはほとんど木がなく、子どもたちに木の大切さを教えたいという学校の要望で2012年に「子供の森」計画に仲間入りしました。以来、子どもたちは植林の方法、木の手入れの方法など実際に森を育てるために必要な知識や、木の実や水などの森からの恵み、リサイクル活動など、環境に関する様々なワークショップに参加し、木を育て環境を守る大切さを学んでいます。

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2014年

4月

16日

2014.4 Cambodia-1

いろいろな種類の木を植えて、どの様に 育つかを楽しみながら水やりをしています
いろいろな種類の木を植えて、どの様に 育つかを楽しみながら水やりをしています

『大きく育った木の下で勉強ができるようになりました!』

プリーチャクリー小学校は2010年に「子供の森」計画の活動を開始しました。今まで学校の敷地内に植林をした木々は大きく育ち、木の下に、いすやテーブルを置き、子どもたちは涼しい木陰の中で本を読んだり遊んだりしています。木を植え、育てるとこのようないいことがある、ということを体感できた子どもたちは、「子供の森」計画の活動をもっと続けたいと口ぐちに言います。

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2013年

4月

15日

2013.3 Cambodia-3

独特な味とにおいのプラホック。
独特な味とにおいのプラホック。

『カンボジア人のソウルフード、プラホック』

カンボジア

塩漬けした魚を発酵させて作るプラホックはカンボジア料理には欠かせないものです。カンボジアで魚が獲れるのは12月と1月の2か月と短いため、魚があまり獲れない時期に食べる保存食として作られていますが、塩けが強い上に独特な風味があるのでご飯や野菜につけて食べるだけでなく、スープや炒めもの味付けなど様々な料理に使われています。

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2013年

4月

12日

2013.3 Cambodia-2

木を植えるのは楽しいです!
木を植えるのは楽しいです!

『緑、大好き!‐Happy Green Day‐』

カンボジア

トゥボンクム地方にあるゴムの木のプランテーションに囲まれたトゥロペアリング・リュージー小学校は947人の子どもたちと24人の先生がいる、カンボジアの中でも大きな小学校です。この学校は「子供の森」計画の活動を始めた2012年、国連が推進し、オイスカ・カンボジアが3年連続参加しているグリーンウェイブキャンペーンの会場に選ばれました。

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2013年

4月

10日

2013.3 Cambodia-1

どうやって植えたらちゃんと育つかな?
どうやって植えたらちゃんと育つかな?

『環境にやさしい学校を目指して』

カンボジア

マリーム・チーク小学校はカンボジアで3番目に大きな街、カンポンチャムにある小さな学校です。2012年4月下旬に、「子供の森」計画のコーディネーターによる環境保護に関するワークショップが開かれました。子どもたちは地球温暖化に関するビデオを観た後、森のめぐみや、環境保全、リサイクルなど、環境に関する様々なことを学びました。ワークショップを通して学んだことを実践しようと、子どもたちは木を植えるため60この穴を掘りました。

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2012年

7月

19日

Green_Wave_2012_Report (Cambodia)

どんな森になるのかな
どんな森になるのかな

『「緑の波」の一部になった!』

カンボジア カンポンチャム

 

カンボジアにあるトロペアングリユシー小学校が今年初めてグリーンウェイブに参加しました。グリーンウェイブ植林の前の日には、環境ワークショップを開き、リサイクルの重要性や、地球温暖化のこと、そして植林の仕方などを学びました。

準備万端で迎えた5月22日、439人もの子どもたちが集まりました。今回は

Neang Noun(245本)、Beng(60本)、Kror Nhung(2本)、Kohkos(50本)、 Sokrom(43本)、合計5種類、400本の木が植えられました。人が住んでいる場所ではほとんど見られない木ばかりだったため、オイスカのスタッフが木の名前やどうしてその木を植えるのかなどの説明を聞きながら、子どもたちは一生懸命穴を掘り、穴に肥料を入れ、一本一本丁寧に植えました。森になる日が待ち遠しいです!

今回の活動の様子はグリーンウェイブのホームページ(こちら)でもご覧になれます。「緑の波」の一部になっている様子をぜひご覧ください!

 

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2012年

3月

14日

2012.2 Cambodia-2

グリーンウェイブに参加し皆大喜び
グリーンウェイブに参加し皆大喜び

『グリーンウェイブで初めての植林』

カンボジア・カンポンチャム

チャムキリ小学校は、学校内に日よけになるような木がほとんどなく、子どもたちは暑い中で勉強をしています。そこで子どもたちのためにも植林を…と、「子供の森」計画を実施することになりました。まず行った環境教育ワークショップでは、子どもたちと先生たちに植林の必要性、木の役割、そして木を育て続けることの大切さを勉強してもらいました。その後、植林ができるように土地を整え、2011年5月21日に、国連が推進するグリーンウェイブキャンペーンに連動し、子どもたちと先生たちは学校に植林を行いました。

木を植えるのは初めての体験で子どもたちは皆大喜び。その後も、自分たちが植えた木への水やりや草取りなど、一生懸命手入れを行っています。植林したばかりの木々はまだ小さいですが、近い将来、木々は子どもたちに見守られながら大きく育ち、新鮮な空気を供給したり、日よけとなって、学校へ良い環境を提供してくれることでしょう。今後もまだたくさんある学校内の空き地への植林を続けたいと思っています。

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2012年

2月

15日

2012.2 Cambodia-1

ハッピー・ハッピープログラムの様子
ハッピー・ハッピープログラムの様子

「ハッピー・ハッピープログラム」

カンボジア・カンポンチャム

この学校は1979年にゴムのプランテーションの地域の中に建てられました。このため、子どもたちはゴムの木のことしか知らず、森をつくるための木についてはあまり知りません。森をつくるためには、まず様々な木のことを知る必要があるにも関わらず、学校内にはたった1種類のゴムの木しか植えられていませんでした。そこでオイスカは様々な木のことを勉強するワークショップをした後、子どもたちと一緒に植林をしました。

そして、環境保全活動や木の重要性を地域の多くの人たちにも広めるために、「ハッピー・ハッピープログラム」を行いました。地域の人たちや他の学校の子どもたちもこのイベントに招待し、そして、トゥールトレア小学校の子どもたちは約1ヶ月間練習を重ね、「木はこんなに役に立つ」という劇を演じました。

2011年11月6日に行ったこのイベントでは、子どもたちの演劇、クメールの伝統舞踊、森についてのクイズ、そして学校内での植林が行われ、600人ほどが参加し、地域や多くの人々に“Happy(幸せ)”を届けました。

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2011年

7月

14日

初めての活動でグリーンウェイブキャンペーンに参加

カンボジア:カンポンチャム

プレイ・チャク・レイ小学校の校長先生は、カンボジアにおける先駆者であるアンコイデイ小学校での活動をみて、自分の学校でもぜひこの活動を実施したいと申し込みました。2010年5月17日、「子供の森」計画の目的を子どもたちに紹介するため、この学校でセミナー・ワークショップを開催しました。コーディネータは、ワークショップで「子供の森」計画における子どもたちの果たす役割と責任について説明し、また、この計画が学校と子どもたちそして日本の支援の協力があってはじめて成功することを強調しました。

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2011年

7月

03日

カンボジアで1番乗りの学校、2年目の活動へ

植林活動も2年目。木に興味を持ち始めました。
植林活動も2年目。木に興味を持ち始めました。

カンボジア:カンポンチャム

アンコイデイ小学校では、カンボジアの「子供の森」計画の一番初めの学校です。2010年で活動2年目に入りました。コーディネータのソバンナさんは、子どもたちに環境の問題や植林の大切さ教えると同時に、その土地に昔からある樹木の種類についても紹介しています。様々な種類の木の植林により、子どもたちは、異なった種類の木々の違いがわかるようになり、近くの木々に興味を持っています。

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