2015.5 Cambogia-1

教室の前に植えた木々は青々と成長
教室の前に植えた木々は青々と成長

  身近に感じる木の成長

 スラブ・クドン小学校は、ゴムのプランテーションの広がる農村地帯の国道沿いにある学校で、1年生から6年生までが勉強しています。2014年の活動では、子どもたちが自分で植えた木を身近に感じられるよう、教室の前に木を植え、また過去に植え、大きく育った木の下には机を置いて休憩時間に本を読むことができるようにしました。活動への参加を通じて、子どもたちは自ら進んで植えた苗木の手入れを行うようになり、さらにゴミを分別したり教室を清潔に保つなど身の回りの環境にも意識を向けるようになりました。

大きく育った木に登って遊べるよう になりました!
大きく育った木に登って遊べるよう になりました!

 12歳のソクさんは、「木を植える活動に参加するのは初めてでしたが、友達と一緒に楽しんで取り組んでいます。自分で植えた木が、自分の背を追い越して、大きく成長していくことが何よりの楽しみです。学校の環境を良くするこの活動が他の学校にも広がっていけばいいなと思います」とその思いを語ってくれました。先生たちも子どもたちと共に活動に取り組み、学ぶなかで環境への関心が高まり、今では積極的に活動をサポートしてくれています。今後は、ゴミのリサイクルや有機農業の実践など新しい活動にもチャレンジしていきたいと意気込み、学校全体で活動を盛り上げています。

スラブ・クドン小学校 Slab Kdorng Primary School

●活動開始年 2011 年 ●生徒数 190 人
●所在地 Tuol Trea Village, Tuol Trea Commune, Tbong Khmum