2017.4 Cambodia 1

植林の前に、コーディネーターからレクチャーを受ける子どもたち
植林の前に、コーディネーターからレクチャーを受ける子どもたち

 

ふるさとの消え行く

自然を守ろう

 

ノレア中学校は村から2km離れた場所にあり、周りを田んぼに囲まれています。学校を挙げて環境活動に力を入れており、活動に参加している子どもたちも熱心に植えた苗木の管理をしています。子どもたちの日々の努力が実り、2016年に植えた110本の苗木は、枯れることなく元気に育っています。植林活動では、メンガ、ナンバンサイカチ、チークなどの木を植えました。特にメンガは森林伐採が進んで数が少なくなっており、こうした郷土樹種の植林活動を通じて、子どもたちは本来の自然の豊かさを再認識しているようです。

大きく育つように祈りを込めて植えました
大きく育つように祈りを込めて植えました

子どもたちは、種の採取や苗木の植え方や管理の方法等、植林に関する技術や知

識への関心が特に高いようです。活動を一緒に推進してくれている同校のサンソヘイ

先生は、「環境保護活動に生徒たちを積極的に巻き込むことができるので、ぜひ他の

地域にも浸透させて欲しい」と今後の活動の広がりに期待を込めてコメントしてくれました。2017年は、植林した苗木の管理を継続するとともに、学校や地域での清掃活動にも力を入れていきたいと考えています。

NOREA Secondary School/ノレア中学校

活動開始年  2016年 

生徒数    320人

所在地    Takok village, Norea Commune, Ekphnom district, Battambang