砂漠化に立ち向かう人材づくり
化学材料科学学院は、西北地域における最も優秀な大学として知られている西北大学の中にあります。科学に関する人材育成のパイオニアにもなっているこの学院では、科学的な視点での環境問題の解決に力を入れており、夏休みに学生が研修する場所としてオイスカの阿拉善沙漠生態研究研修センターが指定されたことがきっかけとなり「子供の森」計画への参加が始まりました。センターでの植林活動をはじめとした研修に代表の学生が参加したほか、学内において同センターの冨樫所長による環境に関する講義も行われました。
阿拉善地域では優秀な人材は外へ出てしまい、砂漠化防止など環境保全を進める上で必要な人材が不足しているのが現状です。このような状況の中、環境保全活動の意義を理解してくれる同学院とその学生の存在は大きく、学生からも砂漠化防止の技術や知識を現場で指導してもらいたいとの声もあがっています。実際に環境を専門に学んでいる学生の実践の場として、環境問題に取り組む人材の育成につながるような機会を作っていきたいと考えています。
化学材料科学学院 College of Chemistry and materials science
●活動開始年 2014 年 ●生徒数 24,000 人
●所在地 陕西省西安郭杜教育产业园区学府大道 1 号