2013.3 China-2

エミューの餌用に植えた菜の花が砂漠化防止につながるかもしれないと興味津々
エミューの餌用に植えた菜の花が砂漠化防止につながるかもしれないと興味津々

『砂漠化を止める方法を学ぶ子供たち

中国・内モンゴル自治区阿拉善地区

2011年に100kmほど離れた吉蘭太(ジランタイ)村から巴彦浩特(バインホト)へ移動して来たモンゴル族の学校・阿拉善吉蘭太蒙古族中学校。この学校も街中にあるため、オイスカのセンターで緑化活動を行っている学校の一つです。

日差しを遮るものが何もない砂漠地帯での緑化活動は非常に大変な作業ですが、子どもたちは乾燥に強い低木を植えたり水やりを行ったりと一生懸命に活動しています。またその時期に応じた植物の種を取るなど、植物の勉強も同時に行っています。

炎天下、一生懸命活動に取り組む
炎天下、一生懸命活動に取り組む

さらにセンターで飼育しているエミューの餌用に植えられたアルファルファや菜の花などのマメ科の植物は、砂漠の地でも根に菌類を留めるなど、土壌改良に役立つ可能性があることを知り、みな興味津々。中国をはじめ世界各地で砂漠化の問題が大きくなっている中、自分たちに何ができるかを考え学ぶ、とてもよい機会となっています。

 

2013年にはセンターから3kmほどの所に校舎が新設される予定で、今後、より活発な活動が期待されます。

阿拉善吉蘭太蒙古族中学校 Alashan Jilantai Mongolian Jr.high School

・活動開始年:2011年 ・生徒数:230人 ・所在地:内蒙古阿拉善