2017. 4 Inner Mongolia-2

植林の前には、活動の意義や苗木の扱い方についてのレクチャーを実施
植林の前には、活動の意義や苗木の扱い方についてのレクチャーを実施

 

緑のふるさとを目指して

 

シリンホト民族小学校は児童数が1200人と大きな学校であり、内モンゴル自治区東部のシリンホト市に位置しています。同校はモンゴル民族の学校のため、遊牧民の子どもたちが多く、家業に直接的に関わりがあることから、砂漠化の問題に対し非常に敏感です。地域の環境をよくしたいという強い想いから、「子供の森」計画の活動が2014年に始まりました。これまでは環境セミナー等の環境教育が中心でしたが、2016年は沙柳(スナヤナギ)という砂ぼこりを止めるために有効な低木をより効果の出やすいように格子状に植林しました。

砂漠に緑が広がるよう、願いを込めて植林しました
砂漠に緑が広がるよう、願いを込めて植林しました

 日本でも問題となっている黄砂は、ゴビ砂漠のある内モンゴル自治区から発生して

おり、過放牧や過伐採等で砂漠化が進行していることが原因となっています。これか

らは実際に砂漠化を止めるための植林活動を行うことで、これまで深く知らなかった

砂漠化の現状や課題を知り、「子供の森」計画での活動の幅をさらに広げたいと考え

ています。2017年も引き続き植林活動を行いながら、緑のふるさとづくりを目指して積極的に行動できる子どもたちが育つよう、環境教育活動を実施する予定です。

Xilinhot Mongolian school/シリンホト民族小学校

活動開始年 2014年 

児童数       1200人

所在地       内モンゴル自治区錫林浩特市杭盖街道