フィジー

人口:88万人(2018年IMF推計値 日本は1億2,671万人)
一人当たりのGDP:5,761.062US$
(2018年1月IMF試算値 日本は38,550.089US$)
森林率:56% (2016年FAO公表値 日本は69%)

現地スタッフからのメッセージ
子どもたちの「自然を愛する心」を育みながら地球緑化を進める「子供の森」計画。フィジーでは、2016年に襲った巨大サイクロンの被害から少しずつ復興が進んでいます。しかし、土砂崩れや高波による浸水などの自然災害は依然として起きており、人々の暮らしを苦しめています。「子供の森」計画においても、不安定な気候による日程の変更や、さらには校長や担当の教師が頻繁に変わるために、再度調整に奔走することも多々あります。

このように課題も多くありますが、2017年は、植林活動を
中心に、有機農業、ゴミの分別、養鶏などを実践し、子どもたちが持続可能な社会づくりに向けて知識や技術を習得できるような機会づくりに努めました。また、豊かな生態系を守るマングローブの植林も体験学習的に行いました。参加を希望する学校や地域が増えている中、活動の意義を理解し、各地域で広げてくれる人材育成も重要な課題です。同様な課題を抱える周辺地域にも展開できるよう、ふるさとのために行動できる人づくりに力を入れていきたいと考えています。
2017年度植林実績:1,532本・面積0.73ha
累計(1992年から) 植林784,681本 面積571.81 ha
2017年度に植えた主な樹種: マツ、フィジーカウリ、マングローブなど
「子供の森」計画参加学校数:61校(1992年からの累計値)
*本活動は住宅エコポイントの環境寄附の対象プロジェクトです
( 直近の活動報告更新日:2014年4月)

2018年
6月
27日
水
子どもたちに会いに行こう!2018オイスカツアー情報

2018年のオイスカツアー情報です!
「子供の森」計画の子供たちに会える・現場が学べるツアーが各地で開催されます。
ぜひ、ご参加ください!
2018年
5月
18日
金
2018.5 Fiji-3

ブラ!(こんにちは!)
僕の一日を紹介します。
僕は、ブレアイバヌア学校に通う7年生のツポウです。学校の近くには、こんもりとした森があり、川が流れています。とても落ち着く場所で、僕は自分のふるさとが大好きです。だからもっと木をたくさん植えて、もっと美しい場所にしたいと思っています。
2018年
5月
16日
水
2018.5 Fiji-2

いのちの大切さに感謝!
ブレアイバヌア学校は、ビチレブ島ラ県の内陸部にあり、100人の生徒が通っています。以前別の学校で「子供の森」計画に参加していた先生が、赴任後相談を持ちかけてきたことから活動がスタートしました。
2018年
5月
16日
水
2018.5 Fiji-1

周囲の学校の手本となるように
ナンドロマイ小学校は、ビチレブ島ナンドロガ・ナボサ県にある寄宿制の学校で、周囲の5村から子どもたちが通っています。1993年に当時の校長先生からの希望で「子供の森」計画に参加しました。
2017年
4月
14日
金
2017.4. Fiji 3

ブラ!(こんにちは)
私の一日を紹介します。
私はロマ小学校で「子供の森」計画に参加している7年生のサラセイニ・ヴェラウです。友達からはレミと呼ばれています。「子供の森」計画の活動の中で、森はフルーツや美味しい空気を提供してくれて、
2017年
4月
14日
金
2017.4 Fiji 2

「子供の森」計画に
仲間入りしました!
ナクルクルヴァカティニ小学校はビチレブ島の中心の山間部に位置しています。
2016年に「子供の森」計画に仲間入りした同校。初めての活動では、フィジーカウリなど地元樹種の植林を行いました。こうした実践活動を継続することで、ふるさとが本来持っている自然の豊かさに気付き、地域で消え行く地元樹種の保全のために自ら行動できる子どもたちが育っていくことを願っています。
2017年
4月
13日
木
2017.4 Fiji 1

おいしい野菜作りを楽しく実践中!
ラウニトゴ小学校は、町から遠く離れた農村地域にある学校です。1994年より「子供の森」計画に参加し、20年以上活動を行ってきました。近年は、村の景観をよくするための観葉植物の栽培や子どもたちの栄養になる果樹の植林に力を入れてきました。学校に通っている子どもたちの両親の多くは農業を営んでいますが、子どもたちは農業で使用されている農薬や化学肥料の悪影響についてほとんど知りませんでした。そこで「子供の森」計画の活動の中で、苗床の準備から種まきや管理等、子どもたちに学校や家庭で実践できる有機農業の技術や知識を教えました。
2016年
10月
28日
金
2016.11 seminar CFP goodwill ambassadors

2016年11月22日(火)
16:00~17:30
インドネシア、フィジーの子どもたちが来日、現地の活動について報告を行います!
洪水・干ばつ・黄砂など世界中で多くの人々が自然災害に直面しています。そのような中、世界各地で持続可能な社会づくりを目指し、子どもたちの植林活動や環境教育活動を促進しているのがオイスカ「子供の森」計画です。
急速な開発による森林減少で豊かな生態系が失われつつあるインドネシアと、海面上昇などの深刻な自然災害に悩まされるフィジーの農村地域で、「子供の森」計画に参加している両国の子どもたちが来日。直接現地の環境問題やふるさとを守るために取り組んでいる環境保全活動、また育てた森や材の活用事例についてレポートを行います。
2016年
6月
28日
火
2016.6 Fiji 3

ブラ!(こんにちは!)私の一日を紹介します!
僕はラトゥイライサメモリアル学校に通う7年生のペニアシ・クンブインゲレ です。友人からはベンと呼ばれています。僕の家にはキャッサバや地元の野 菜、果物がたくさん取れる農園があります。
2016年
6月
28日
火
2016.6 Fiji 2

ふるさとを守る木々を育てよう
ナワイ学校は、穏やかな農業地帯にあり、子どもたちの両親のほとんどがサトウキ ビの栽培で生計を立てています。この学校で「子供の森」計画がスタートしたのは、2 015年4月9日。環境のセミナーと植林活動を行いました。セミナーでは、自分た ちの国フィジーの、そして世界の環境問題について学んだり、それを解決する一つの 方法として、木の持つ役割について皆で考えました。植林活動においては、果物や郷 土樹種の植林に加えて、大きく育って日陰ができるようにマホガニーの木を校庭に植 えました。
2016年
6月
27日
月
2016.6. Fiji1

ふるさとの生物多様性を知ろう!
ラトゥイライサメモリアル学校は生徒数105名の学校です。学校は丘の上にあり、校舎に続く10段の階段には、それぞれ「思いやり」、「尊敬」といった心がけるべきキーワードが書かれています。
2015年
6月
29日
月
Fiji 2015.6

フィジーでのグリーンウェイブ
国連が定めている「生物多様性の日」の5月22日に、生物多様性事務局が全世界で呼びかけている「グリーンウェイブ」。の活動にフィジーの5つの学校が参加しました。それぞれの活動に数多くの生徒や教師が参加し、特色のある植林活動を行いました。
2015年
6月
01日
月
Fiji 2015.6-1
子どもの森計画がもたらした成長
マヴア学校は、農地に囲まれた、シガトカ川に近い丘の上にあります。「子供の森」計画を行うことを決めたきっかけは、環境省から学校の周辺に多くの樹木や果実樹種を植えるよう働きかけがあったことでした。活動を続けた結果、川のほとりに植えた木はよく育ち、土砂崩れ防止の役割を果たしています。また生徒たちは、一人ひとりが世話をする木を決め、担当することによって、それぞれ責任を持って木を育て、先生やオイスカのスタッフがいなくても自主的に水やりや草刈りなどの管理を行うまでに成長しました。
2015年
5月
30日
土
2015.5. Fiji

2015年の国際グリーンウェイブ活動にフィジーの地元住民やCFP活動参加校が参加しました!
2015年5月22日にフィジーのCFP活動参加校が2015年のグリーンウェイブ活動に参加しました。この活動は国際生物多様性の日に合わせて行われました。午前10時にオイスカフィジーのコーディネーターが5つの学校で植林活動について説明を行い、ノコノコ地区学校、ラトゥイライサ記念学校、ラトゥネマ二記念学校、ナワイ公立学校、ラトゥラティナナ小学校がそれぞれ参加しました。今年の活動テーマは、「1つの学校に、1本の木、自然へ1つの贈り物をしよう」で、それぞれの学校にて校長、もしくはコーディネーターの先生と選ばれた学生による記念植樹としてサポジラの苗木を植樹しました。ラティアナ小学校では植林が十分ではない地域のために、生徒や先生が全員参加するワークショップを開催しました。活動中はその地域の様々な種類の木や果物の木を植えました。学校でのCFP活動は木に対する知識がない学生たちとともにダクアやヴェシ、バウムリ、コカ、ヤシとクラといった地域固有の木を植える努力をしており、高く評価されております。また、その地域にあるココナッツの苗木を植えたりもしました。特にフルーツ公園を作った学校の子どもたちは、ランブータンやマンゴスチン、カビカ、マンゴー、サワーソップ、アボガドなどの果物の苗木の植樹をとても楽しんでいました。活動は平均1時間半で128本の違う種類の木を植樹し、生徒、先生全員で624名が参加しました。
2015年
5月
11日
月
2015.5 Fiji-3

Bula!(ブラ)こんにちは!私の一日を紹介 します。
私は、マヴア学校で「子供の森」計画に参加している8年生のパトリシア・ナゴリです。友達からはパットと呼ばれています。学校までは歩いて5分で、毎日8時から15時まで授業があります。私の学校は丘の上にあり、周辺には農地が広がっています。学校にも畑があり、そこでは野菜やキャッサバなども栽培していて、収穫した野菜を使って、お母さんたちが当番で給食を作ってくれます。お母さんたちが作る給食はとてもおいしいです!「子供の森」計画の活動では、自分たちで植えた木の世話を頑張っています。植えた木が成長しているのを近くで見ることができて嬉しいです。将来は環境の大切さを伝えられるような学校の先生になりたいです。
2015年
5月
11日
月
2015.5 Fiji-2

小さな島の学校の大きな挑戦
ヤヌダアイランド学校があるヤヌダ島はビチレブ島から15.5キロ離れた場所にあり、約35世帯が暮らす小さな島です。1958年に設立されたこの学校は、村の中心から徒歩で10分ほどの山側に位置しており、50人の子どもたちが通っています。この学校では樹木の重要性を子どもたちに知ってもらい、地球温暖化への対策の一つとなることを目指し、校長先生と地域の人々による提案で「子供の森」計画に参加しました。初めての活動では、森の役割や環境についてのワークショップを行ったあと、皆でマホガニーやレモン、パッションフルーツ等の苗木を植林しました。
2015年
5月
08日
金
2015.5 Fiji-1

大人になって実感する活動の大切さ
ナコロトゥブ学校はビチレブ島東北部のラ県の海岸にあります。学校は海の近くに位置しているため、近年の海面上昇による深刻な影響を受け、高潮のときは校庭の一部が海水に浸されてしまいます。こうした問題に対し、この学校では1996年から「子供の森」計画に参加し、マングローブの植林を続けてきました。活動開始から20年ほどたった今、子どもたちによって育てられたマングローブは学校の前の海岸を覆い、学校や村を海岸浸食や海水面上昇の被害から守る防波堤としての役割を果たしています。マングローブ林を棲み家とする小さな海の生き物たちや、魚の数も少しずつ増えています。
2015年
2月
13日
金
2015.2 Fiji

2月5日、シンガトカに位置するラウニトゴ小学校で、「子供の森」計画の活動を行いました。
今回は生徒を2グループに分け、1つは植林を行い、ココナッツやマホガニー、 レモンなどを含む全33本の苗木を植えました。
そして、もう1つのグループは「子供の森」計画の歌を歌いました。
2012年
3月
14日
水
2012.2 Fiji-2

『“育てる”を教える』
フィジー
フィジーでは2010年からヤラボー小学校で、子どもたちの植林活動に併せて、養鶏・有機農業普及活動を開始しています。これは小学校が山奥深くにあり、大雨などが降ると多くの地域が孤立してしまい、食糧を自給自足で賄う必要があることから、子どもたちへの環境教育と栄養改善支援を兼ねた取り組みとして実施しています。
11年、山間部にあるワイヤラ小学校でも養鶏の取り組みをスタートさせました。もともと狩猟民族であったフィジー人は野菜や家畜などを“育てる”という習慣があまり浸透していません。しかし1999年から「子供の森」計画に参加し、木を“育てる”ということを学んできたワイヤラ小学校から、鶏や野菜を“育てる”ことを子どもたちに学んでほしい、また鶏糞を利用した堆肥づくりなど、循環型の農業や自然と調和した暮らしを教えていきたい、と強い要望があり開始しました。
11年は学校へ鶏舎の建設の支援と鶏のヒナの支援を行い、子どもたちは鶏を“育てる”ことを一生懸命に学んでいます。今までもリサイクル活動に熱心に取り組んできたこの学校は、来年は鶏糞を活用した有機農業に取り組みたいと高い意欲を見せています。
2012年
3月
14日
水
2012.2 Fiji-1

『あの頃の海へ---マングローブ植林』
フィジー
タガゲ村は海岸沿いにあり、近年の気候変動の影響からか、毎年高潮の被害を受けています。
強い潮流で海岸が次々と削られ、ココナッツなどの木々が倒れ村の土地が浸食されています。また村の奥深くまで海水が浸入し畑に被害をもたらします。
かつての沿岸部は多くのマングローブ林が茂り、高潮などから人々の生活は守られてきました。
しかし、そのマングローブ林は薪炭利用などのために大量に伐採され、今では数本しかありません。こうした状況に危機感を持ったタガゲ小学校の校長先生は、オイスカに協力を求め、村と協働してのマングローブ植林を開始しました。昨年は1200本の苗木を子どもと村人たちが一緒に植林しました。村の長老たちの話によると、マングローブ林があったころは海岸からすぐ近くでたくさんの魚が獲れていたそうです。しかしマングローブ林が伐採されてから急激に魚が少なくなり、今ではボートを出して沖合までいかなければ魚が獲れません。村の子どもたちに、あの頃の豊かな村の海を取り戻してあげたい、村人はそんな想いで一致団結して植林活動を進めています。