洪水から学校を守ろう〜マングローブ植林〜

マングローブ植林の様子
マングローブ植林の様子

フィジー:ビチレブ島

ナコロトゥブ学校はビチレブ島東北部のラ県の海岸にあります。120名の子どもたちが5名の教員のもとで学んでおり、オイスカがラ県一帯で実施するマングローブ植林活動にも参加しています。この地域ではマングローブが伐採された後、漁獲量が減少し、海岸浸食の被害も発生しています。

洪水による被害を受ける学校(2010年10月撮影)
洪水による被害を受ける学校(2010年10月撮影)

2010年は保護者とともに約5,000本のマングローブを海岸沿いに植林し、海岸のマングローブ林再生に取り組んでいます。また、気候変動による海面の上昇や上流の森林が伐採された影響から、雨期に大雨が降った後には付近の川が洪水となり、学校にも被害が出ています。こうした問題について学ぶため、学校だけでなく地域住民を巻き込んでワークショップを実施しています。また最近ではフィジーでもゴミ問題やリサイクルについての関心が高まっており、 3R(Reduce,Reuse,Rycycle)の普及活動も実施しています。

ナコロトゥブ学校 Nakorotubu District School

●活動開始年:1996年 ●生徒数:120人 ●所在地:Korovo Tailevu