タイ

人口:6,791万人
(2019年4月IMF推計値 日本は1億2,618万人)
一人当たりのGDP :7,607.674US$
(2019年4月IMF試算値 日本は41,021.249US$)
森林率 : 32% (2015年FAO公表値 日本は69%)

現地スタッフからのメッセージ
タイでは国の発展に伴い、森林伐採やゴミ問題、大気汚染等さまざまな形で人々の生活にひずみが生じ始めています。これは、目の前の豊かさや便利さを追い求めてしまった結果によるものです。真の豊かさとは何か、大切なふるさとを壊さずに幸せに生きていく方法は、目まぐるしく発展していく経済社会の中では誰も教えてくれません。

「子供の森」計画では、植林や環境教育を通じて、見失われがちな、人と自然とが共存できる社会をつくることの大切さや、そうした社会をつくっていくための知識や技術を子どもたちに伝えています。活動が単発で終わってしまわないよう、2018年は、各地域で年間目標と指導要領を作成し、体系立った活動を展開することに注力しました。子どもたちによる植林は決して大規模ではなく、すぐに成果がでるものではありません。一見遠回りには見えますが、子どもたちへの地道な教育、郷土愛を育むことが、大きな変化の途上にある今のタイには大切な取り組みだと実感しています。「心に木を植える活動」に、引き続きご協力よろしくお願いします。
2018年度植林実績:10,914本・面積3.96ha
累計(1992年から) 植林615,170本 面積417.08ha
2018年度に植えた主な樹種:チーク、メンガ、パパイヤ、コーヒーなど
「子供の森」計画参加学校数:216校(1992年からの累計値)

2019年
5月
16日
木
2019.5 Thailand-2

サワディーカー(こんにちは)
私は、スリン県にあるバーンノーントーング学校に通う5年生のゴイです。学校には、毎朝8時に登校しています。授業が全部終わるのはお昼の3時です。
2019年
5月
16日
木
2019.5 Thailand-1

子どもたちの頑張りが少しずつ形に・・・
チェンライ県の山岳地帯に位置するこの学校は、生徒の多くがラフー族の子どもたちです。昔は、周囲に豊かな森がありましたが、人口の増加や農地の拡大のために伐採され、今でははげ山が広がっています。水源となる森が減少したことで、水不足も深刻化してきています。このような問題に対して、森を再生するだけでなく、子どもたちの中に森を大切にする気持ちを育てられるようにと「子供の森」計画に参加しました。
2018年
6月
27日
水
子どもたちに会いに行こう!2018オイスカツアー情報

2018年のオイスカツアー情報です!
「子供の森」計画の子供たちに会える・現場が学べるツアーが各地で開催されます。
ぜひ、ご参加ください!
2018年
5月
18日
金
2018.5 Thailand-3

サワディーカー(こんにちは!) 私の一日を紹介します。
私は、アユタヤにあるテーサバーンワットパーコー学校に通うアッムです。私のふるさとは、歴史があり、伝統文化がとても豊かです。学校でも、バナナの茎の芯を彫る有名な伝統工芸について学ぶ授業があります。
2018年
5月
17日
木
2018.5 Thailand-2

たのしく、おいしく学んでいます
バーンパナウ学校は、スリン県にある全校生徒84人の学校です。以前、別の学校で「子供の森」計画を担当していた先生が、校長先生として赴任。この学校でも新たに環境教育に取り組みたいとオイスカに相談したことから、活動が始まりました。
2018年
5月
17日
木
2018.5 Thailand-1

洪水からふるさとを守ろう!
テーサバーンワットパーコー学校はアユタヤ市立の学校です。川の近くに位置しているため、雨季の水量が多いときは、敷地内が浸水してしまうことがあります。こうした問題もあり、校長先生や先生たちが学校での実践指導を含めた環境教育の必要性を感じてオイスカに相談をしたことから活動が始まりました。
2017年
4月
11日
火
2017.4 Thailand 3

サワディーカー(こんにちは)
私の一日を紹介します。
私はテーサバーンチュンチョンポムペット学校に通う6年生のピモンラット・ナンタムッドです。友だちからはアッムと呼ばれています。学校には、毎日トゥクトゥク(3輪オート車)に乗って通っています。私は、2015年に「子供の森」計画親善大使として、日本へ行きました。日本の皆さんと交流してお互いについて色々と学ぶことができました。これからも、たくさんの緑を増やして、ゴミがないきれいな街をつくっていきたいです。また日本のように、ゴミはゴミ箱にきちんと捨てるように呼びかけていきたいです。
2017年
4月
11日
火
2017.4 Thailand 2

「子供の森」計画に仲間入りしました!
テーサバーンチュンチョンポムペット学校はチャオプラヤー川やアユタヤ遺跡の近くに位置し、学校に在籍する子どもたちの多くが貧しい家庭環境で育っています。そのためこの学校では植林を通じて子どもたちに環境保護への意識や知識を高め、持続可能な社会にするため資源を大切に使い、かつ長期的な目で物事を考えられるようにしたいという願いがありました。そうしたきっかけで「子供の森」計画の活動が始まりました。2016年は主に木の種類について勉強することを目的にタイ国内でも数の少ない樹種を植えました。また本校では有機農業の活動が盛んで、子どもたちは大切に有機野菜を育てています。
2017年
4月
11日
火
2017.4 Thailand 1

意識が変わると行動も変わる
バーンメーパッククレ学校は高い山々に囲まれた山岳地帯にあり、ほとんどの生徒
がラフー族という山岳民族の村から通っています。村では焼き畑農業をするために森
林伐採を行っているため、地域の森が少なくなっています。その結果、水源だった森に保水力がなくなり、水不足になるというような問題が起こっています。そのような問題に対して、子どもたちに森林と水の密接な関係を伝え、植林することの大切さを教えたいという学校の希望から、「子供の森」計画に参加することになりました。
2016年
4月
20日
水
2016.04 Thailand-3

サワディーカーสวัสดี ครับ(こんにちは)!
私の一日を紹介します。
私は、バーンノーングパム小学校で「子供の森」計画に参加している5年生のパーリチャット・チャイウォーラチットグンです。友達からはノーングパーと呼ばれています。私は山に住んでいるラフー族の出身でふるさとには豊かな森や綺麗な水があり、お店に行かなくても食べ物が周りにたくさんあります。
これからも、木がいっぱいある森づくりをしていきたいです。将来は学校の先生になって、自然を守ることやふるさとを大事にすることを教えていきたいです。
2016年
4月
20日
水
2016.04 Thailand-2

校庭の緑がどんどん広がっています
バーンノーングターカイノーングメック学校は、コンケン県にある幼稚園から中学3年までの教育が実施されている学校で、207名の生徒が在籍しています。2009年より「子供の森」計画に参加し、活動が続けられているこの学校では、植林活動への意識が非常に高く、2015年はチークの森を作りたいと、400本のチークの木を植えました。
もともと村人たちも活動に参加したいとの希望が多く、みなとても協力的です。子どもたちは、植林過程において準備作業から管理作業まで自ら実践することで、木の種類を学ぶことができるうえに、植林した苗木を育てる活動を通して、木や自然に対する関心が非常に高まってきています。
2016年
4月
20日
水
2016.04 Thailand-1

親子で学ぶ森と水のつながり
バーンノーグパム学校は町から遠く離れた山岳地域に位置し、在籍する121名の生徒の多くが山岳民族の村から通っています。生徒たちの両親の多くは農業を営んでいますが、焼畑農業の拡大により、前は学校の周りにあった豊かな森も失われていまい、そのため乾季に水が足りなくなることもしばしばです。このような状況から森と水の関係性について生徒たちに理解してもらい、そして学校で木を植えて大切に管理していくよう指導したいという先生たちの希望から「子供の森」計画に参加するようになりました。
2015年
11月
16日
月
2015.10 CFP Ambassadors

インドネシアとタイの子ども親善大使が来日しました!
10月19日~30日の日程で「子供の森」計画親善大使としてインドネシア、タイから子ども親善大使が来日しました。子どもたちは、奈良、大阪、愛知、岐阜、静岡そして東京と多くの地域を訪問し、各地で交流を育みながら、日本の自然や環境についての取組みについて学びました。 最初に訪れた大阪府では、豊能町立吉川小学校を訪問。歌や踊りなどの発表を通じて、それぞれの国の文化を紹介するとともに、日本の伝統的な遊びや絵の共同制作を通じて、言葉を超えた交流を楽しみました。22日には、おおさかATCグリーンエコプラザ(大阪市)を訪問。環境問題に対する企業の取り組みや最新技術の展示に子どもたちは興味深く話を聞いていました。
2015年
6月
08日
月
2015.6 Green Wave

今年も地球上で「緑の波」が!
今年もグリーンウェイブ(5月22日の朝10に世界各国の子供たちがいっせいに植林を行い、地球上に「緑の波」を起こそうという活動)に参加したという第一報が届きました。
今回はそれをご紹介したいと思います!
2015年
5月
07日
木
2015.5 Thailand-3

สวัสดี ครับ!(サワディーカー)
こんにちは!私の一日を紹介します。
僕は、バーンチョークタイ学校で「子供の森」計画に参加している6年生のパイブーン・スィーブンルアンです。友達からは、ダムと呼ばれています。学校は朝8時半に始まり、夕方の4時まで授業があります。僕の村の自慢は、村中にあるハーブです! 僕もハーブの効能や使い方などを勉強することが大好きです。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Thailand-2

豊かな緑を取り戻そう
この学校は町から離れた山間部にあり、幼稚園から小学6年生までの子どもたちが学んでいます。ほとんどの子どもたちが山岳民族であるラフー族の村から来ており、子どもたちの両親は農業を行うため、木を切って焼き畑を行っています。以前は学校の周りに豊かな森がありましたが、農地の拡大で森林が減ってきたために、乾季の水不足や雨季の土砂崩れなどの問題が起きるようになってしまいました。この学校は、「子供の森」計画には1996年から参加し、その後自主的な活動に切り替わっていましたが、将来このような環境問題が深刻になることを考えて、早急に植林活動を行い森を育て守っていくために、「子供の森」計画に再び参加することを決めました。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Thailand-1

楽しく学ぶ 自分のふるさと
バーンチョークタイ学校は生徒数が122人、教師が8人の小さな学校です。学校は村の真ん中に位置しており、校舎の裏側には村人の田んぼが広がっています。村の主な産業は稲作で、カンボジア語とタイ語が話されています。昨年の「子供の森」計画では、チークやライムの木などを地域住民とともに、協力して植林しました。また、子どもたちは自然や農業、自分の村についての理解を深めようと、ネイチャーゲームや地域の伝統的な踊り(ガントルム)、ハーブの庭作りなどに力を入れて取り組みました。
2014年
10月
22日
水
2014.9 CFP Ambassadors

タイとスリランカから
子ども親善大使が来日しました!
2014年9月4日~9月14日、「子供の森」計画」(以下、CFP)子ども親善大使招聘事業として、タイとスリランカでCFPに参加している子どもたちが来日。
岐阜、愛知、東京、千葉を訪問しました。
来日したのは、スリランカからプールニマさん(10)、アクシャヤくん(15)、タイからはオウムさん(13)とクーキックさん(15)。またCFPコーディネーターに加え、スリランカからは現地で活動を支えてくれている学校の先生も参加しました。
2014年
7月
09日
水
2014.7 messages from Molocaboc

タイとフィリピンの子どもたちの国境を越えた交流
昨年11月にフィリピンを襲った巨大台風30号「ハイエン」。
「」西ネグロス州に位置するモロカボック諸島はちょうど台風の進路上に位置していましたが、「子供の森」計画で植えたマングローブ林のおかげで、台風被害を低減することができました。それでも島には台風の傷跡が残り、今なお復興に向けて頑張っています。
そんなフィリピンでの台風被害の様子を知った「子供の森」計画に参加するタイの子どもたち。国を越えてフィリピンの被災地域の子どもたちへ応援の手紙を送りました。
(オイスカスタッフブログ『「子供の森」の輪が国を超えてつながった!』
そして今回届いたのは、手紙を受け取ったモロカボックの子どもたちからタイの子どもたちに向けた御礼の手紙。手紙には、村を守ってくれたマングローブなど思い思いの絵と共に、「ありがとう」のメッセージが添えられていました。
タイとフィリピンという、国を越えてお互いの「ふるさと」を思う気持ちをつなぐことができるのも、「子供の森」計画ならではなのではないでしょうか。
今後も、国境を越えた子どもたちの交流を促進できる活動を進めていきたいと思います。
2014年
6月
18日
水
2014.4 Thai-6

『ようこそ!「子供の森」計画へ』
~2013年度新規参加校紹介~
タイ・コンケン
バーンノーンムアンコーグン学校は、田んぼの中に位置している農村の中にある学校です。敷地内には三つの池があり、そこでは魚の養殖も行っています。村では凧作りが盛んで、村の凧は地域でも有名です。
ここの土壌は塩分が多く、植林や農業に適していないため、成長が非常に遅いことが課題でした。そのため、塩の強い土壌でも成長できる塩に強い樹種の苗木を選んで植林しました。
先日、初めて日本人と一緒に植林活動に参加し、参加したみんなは「嬉しかった」ととても喜んでいました。
これからも毎年植林活動を続け、村へ植林活動を広げていきたい、将来村人の収入にもつながるように果物など食べられる樹種を植えたい、と意気込んでいました。
これから、村全体を巻き込んだより積極的な活動への展開が期待されます。
2014年
6月
18日
水
2014.4 Thai-5

『森を自然の学校に!』
タイ・コンケン
この学校には、幼稚園から中学3年までと幅広い年齢層の子どもたちが通っています。校舎の前にサッカーグラウンドがあり、そのとなりに「子供の森」計画(以下、CFP)活動の植林地や野菜畑があります。
CFP 活動では、小学生だけでなく幼稚園児たちも参加し、みんな木を植えることが好きになりました。それだけではなく、学校の緑が増えたことによって教育環境が 改善され、植林で植える木を選ぶところから管理作業まで、一貫して実践することができるようになりました。また、子どもたちは全ての過程で様々な樹木と触 れあってきたことにより、木や自然に対する子どもたちの自然や関心が高まってきたように思います。
今後は、子どもたちが森の中を散策し自然について学んだり、他の植物について説明したり、落ち葉をたい肥にするなどして、学校の森を上手に教育に取り入れていきたいそうです。
2014年
6月
18日
水
2014.4 Thai-4

『村のみんなでCFP活動!』
タイ・スリン県
この学校は、全校生徒75名と小規模で、幼稚園から小学6年生までが一つの校舎で学んでいます。児童や村人たちに自然や地域の環境へ意識をむけてもらいたいという思いで、2010年からCFP活動に参加しています。小規模な学校ながら、約2.7haある敷地面積のうち、校舎の前にはグラウンドと畑があり、校舎の裏には児童や教師、村人たちで一緒に植えたチークの森があります。
2014年
4月
16日
水
2014.4 Thailand-1

『継続は力なり!』
バーンパーボングタオゲンチャン学校は山間部の平地に位置し、児童のほとんどは山岳民族の子どもたちで、両親のもとを離れて寮生活を送っています。寮生活ということもあり、子どもたちの放課後の活動が非常に盛んで、数々の賞を受賞しています。この学校が「子供の森」計画に参加したきっかけは、学校に木がなく殺風景で、子どもたちが外で遊んだり休んだりする場所がなかったからです。活動が始まってから、子どもたちは積極的に植林に取り組み、また植えた木をしっかりと管理しています。今では木々は大きく成長して小さな森になり、子どもたちが野外活動で休める木陰を作るほどになりました。大きく育った木々を見て子どもたちはその成果を誇りに思っています。
2013年
7月
30日
火
2013.7 CFP TH Workshop at GEOC

『タイのオリジナル動物キャラクターが出来ました!』
2013年7月18日、「子供の森」計画親善大使プログラムで日本を訪れていたタイの子どもたちは、株式会社ヌールエさんによる「動物かんきょう会議」のオリジナル動物キャラクター作りのワークショップに参加しました。前回(7月13日)のワークショップで動物キャラクター作りについてのレクチャーを受けて、イメージを膨らませていた子どもたちは、今回実際にキャラクター作りに取り掛かりました。
2013年
6月
12日
水
2013.3 Thailand-12

『活動を通じて深まる家族の絆』
タイ・スリン県
教師と村と子どもたちが集まり、さまざまなことを話し合う機会を持ちました。村からは「子どもは家に帰ってきたらあまり家の仕事を手伝わない。特に農作業。家族がやっている仕事についての知識や経験が足りないことが心配」という意見がありました。
その話し合いで教師や村の人々は、「学校で行っている環境教育活動や農業で、村の人が生徒たちへの自然や環境保全に関する先生にもなってもらい、昔から教えられてきた農法の知恵を指導する取り組みを行おう」という結論になりました。そして学校で実施している野菜作り、有機稲作活動、養豚、堆肥作り、植林活動や森の調査活動に村の人々がこれまで以上に加わってくれるようになったのです。
2013年
5月
09日
木
2013.3 Thailand-6

『日本から友達がやってきた!』
タイ・ランプーン県
「子供の森」計画に参加している学校では、日本人の受け入れなども時々行われます。この学校では、バンコクに生活する日本の子どもたちが大勢訪れました。日本の子どもたちのグループ(SAWAN)がオイスカのランプーンセンターで行う環境キャンプに参加し、キャンプ活動の一環として、現地のバーンメーメイ学校でタイの子どもたちと一緒に植林活動に参加しました。タイの子どもたちは、普段は会うこともない外国人の子どもたちとの交流を通じて、「環境」は自分たちのふるさとのためのものでもあり、地球全体のためのものでもあるということを実感しました。
2013年
4月
15日
月
2013.3 Thailand-2

『木を植えることは、自分の幸せを作ること!』
タイ・コンケン県
バーンノーングルッブ学校は2006年の活動開始から今まで多くの木を植えて育ててきており、学校の敷地内には0.8haの森が広がっています。その森の中では、村人が好んで食べる赤アリの卵(赤アリは木の上に巣を作るアリで、その卵にはたんぱく質が多く含まれ、タイでは高価な食材となります)や雨季には様々な種類のキノコが採れるようになってきました。植えた木々をしっかりと管理し、森を育むことで、このように様々な恵みが村にもたらされ、村人も「子供の森」計画への理解を深めますます積極的に協力するようになってきました。
2012年
4月
19日
木
2012.2 Thailand-8

『安心で美味しい野菜作り』
タイ・チェンライ
バーンパーボンタオゲンチャン学校では山岳民族の子供たちをはじめ、様々な民族の子どもたちが一緒に勉強しています。この学校では、主に有機農業と、植林活動やゴミリサイクル活動に重点をおいて活動しています。
特に、有機農業活動では、グループに分かれて有機のたい肥作りや野菜作りの活動を行っています。農業を学ぶことができる上、土や川、空気など環境にやさしい有機農業を学ぶことで環境のことを一緒に学んでいます。大半の山岳民族の子どもたちは家に帰らず学校の寮に住んでいるため、収穫された野菜は子どもたちの寮で提供されています。安心して食べられる上に、自分たちで作った野菜の味は格別です!
2012年
4月
18日
水
2012.2 Thailand-7

『ハーブ作り』
タイ・チェンライ県
バー ンノーンパム学校は山の上にあり、子どもたちの家族は山の木を伐採して果物、米、トウモロコシを作っていました。そこで、学校が「子供の森」計画の活動を開始。環境教育や植林、木の手入れなど様々な活動に参加した村人や子どもたちは木の大切さを理解するようになり、伐採が少なくなってきました。
今年からは、新たにハーブ作りを始めました。子どもたちはハーブの種類、効能や植え方などを図書室で調べたり、先生や両親から聞いたりしながら、ハーブの栽 培活動を開始。植えたハーブの種類はほとんどは薬や食べ物になるハーブです。収穫したハーブで料理を作るだけでなく薬も作っています。例えば、レモングラ スから虫除け薬を、コブミカンからは皿洗い用の洗剤を、アンシャンの花からシャンプーをと、子どもたちが作ったハーブは様々な場面で大活躍しています。
2012年
4月
12日
木
2012.2 Thailand-6

『竹で「森」をつくる』
タイ・コンケン県
この学校では、給食や持続的な活動費維持を目的として竹を栽培しています。子どもたちは畑の準備、竹の植え方や管理方法までを事前に勉強して実践しています。収穫した筍を販売し、その収益が新たな活動費となり、学校での「子供の森」計画の活動を持続、発展させることができます。
最近は、家で竹を育てたいと希望する子どもたちに竹の苗を配ることができるようにもなりました。子どもたちの家庭でも植えられるようになって、活動が学校から家庭にまで広がっています。子どもたちは筍が食べられ、更に家でも竹を育てられることをとても喜んでいます。
しかし活動の問題は3月から4月の間に水が足りないこと。この期間は子どもたちは水をやるなど自分たちの「子供の森」を大切に育てています。
2012年
4月
12日
木
2012.2 Thailand-4

『緑豊かな村を目指して』
タイ・スリン県
バーンノーンリー学校では小学校と中学校が併設されていて、小学生と中学生が一緒に様々な活動を通して、環境保護の大切さを学んでいます。
植林活動は学校の敷地を超えて、村の森でも行われています。学校の敷地内に植えられた木々は小学生が、村の森に植えた木々は中学生が責任をもって世話をしています。植林活動や木々の手入れ作業をするときには、必ず木の役割や環境保護の大切さなどについての授業を受けています。
また、有機農業も盛んに行われています。現在、キノコと米を栽培しています。お米の栽培には、水不足と時間不足の問題などがありますが、キノコは順調に育ち、販売して次の活動費に充てられるようになりました。作業の場では子どもたち同士で教えあったりする光景も見られます。
将来、村が豊かな森に囲まれるよう、共に森を破壊せず、今後も植林活動を続けていくよう村の人たちとも約束をしています。
2012年
4月
12日
木
2012.2 Thailand-3

『学校からタイの農地を有機の畑に!!』
タイ ランプーン県
この学校では学校の敷地内に畑を作り、子ども達に環境に負荷の少ない農業のやり方を指導しています。指導にあたっているのは日本で1年研修を受けたスタッフで、日本で学んだ農業の技術を子ども達に一生懸命教えています。
しかし、農業の技術を教えるだけでは意味がありません。子ども達になぜ環境に負荷をかけてはいけないのか、環境に負荷をかけ続けるとどういった事が起こるのか、という事を教える事が一番大切です。そこで、農業の技術だけでなく環境教育も同時に行い、今年はトウモロコシをみんなで植えました。タイは農業国でありますが、まだまだ化学肥料や農薬を頼った農業が主流です。
子ども達の家の家業もほとんどが農家であり、そんな子ども達が家に帰って両親に言います。「学校のトウモロコシは化学肥料も、農薬も使ってないんだよ!でもこんなに甘くておいしいんだ!」この子ども達が大人になって自分の畑をもった時、きっとタイの農地は地球に優しい形に変わっている。私達はそれを願って活動を続けています。
2012年
2月
29日
水
2012.2 Thailand-2

『自分たちの手で苗木から』
タイ・ランプーン県
この学校は、田舎の山の中にある小さな中学校で、担当コーディネーターの母校でもあります。雨季の6月に、子どもたちと一緒に苗木作りが行われました。今までは、支援金などで苗木を買って植林をしていましたが、子どもたちが自分たちで苗木を作り、その苗木で森ができれば一番いいと考えました。苗木の種類は、学校の森で子どもたちが果物を食べられるように果樹を、大きな実がつくジャックフルーツと、タイで多く見られるマンゴーにしました。稲刈りや農作業に慣れている子どもたちも、苗木作りは初めてで、スタッフの説明に真剣に耳を傾けていました。学校で作っている腐葉土をまぜて苗木用の土を作り、ジャックフルーツとマンゴーあわせて250個の苗木を作りました。北部タイでは、いまだに山を農地として切り開いているところもあり、はげ山が多く見られます。どの学校でも自分たちで苗木を作って植林できるようになれば、ますます森が広がり、はげ山は少しずつ減っていくでしょう。
2012年
2月
28日
火
2012.2 Thailand-1

『楽しい学校活動』
タイ・スリン県
学校では、植林だけでなく、さまざまな環境活動に取り組んでいます。4-6年生は、年に3回ほど森で調査活動を行っています。調査方法を学び木の成長をチェックし、村の人と森に入って生息している動植物の種類や特徴、漢方的な効能がある植物の使い方などを教わります。村の人たちの協力が欠かせないので、学校と村との関係が強まりました。また、グループをつくってハーブ作りの活動もしています。ハーブセンターから10kgのクミンをもらって学校で栽培しました。収穫できたクミンのうち、10kgをセンターへ返し、残りを20バーツ/kgでセンターへ買い取ってもらって、学校の環境活動費に充てることができました。来年は地域へ活動をひろげていくために、10軒の家庭へクミンを配布する予定です。また、学年ごとに野菜を作る活動もしており、子どもたちが自分たちで野菜を作り管理しています。収穫後の野菜は学校の給食用の予算で買い取ってもらい、また次の活動資金としています。学校では子どもたちから買った野菜で給食を作るので、子どもたちにとっては自分たちの作った野菜も食べられて活動費も自分たちでつくれ、とても楽しい活動となっています。