2015年

11月

16日

2015.10 CFP Ambassadors

奈良県では、橿原神宮の森と春日山原生林を訪問し、人工林と自然林の違いを学習
奈良県では、橿原神宮の森と春日山原生林を訪問し、人工林と自然林の違いを学習

インドネシアとタイの子ども親善大使が来日しました!

 10月19日~30日の日程で「子供の森」計画親善大使としてインドネシア、タイから子ども親善大使が来日しました。子どもたちは、奈良、大阪、愛知、岐阜、静岡そして東京と多くの地域を訪問し、各地で交流を育みながら、日本の自然や環境についての取組みについて学びました。 最初に訪れた大阪府では、豊能町立吉川小学校を訪問。歌や踊りなどの発表を通じて、それぞれの国の文化を紹介するとともに、日本の伝統的な遊びや絵の共同制作を通じて、言葉を超えた交流を楽しみました。22日には、おおさかATCグリーンエコプラザ(大阪市)を訪問。環境問題に対する企業の取り組みや最新技術の展示に子どもたちは興味深く話を聞いていました。

岐阜農林高校でのアイスクリーム作りの様子
岐阜農林高校でのアイスクリーム作りの様子

 岐阜県では、北方みなみ子ども館を訪問し、子育て支援や子どもたちの居場所作りといった地域に開かれた公共施設の取組みを学ぶと共に、お手玉やけん玉などの日本の伝統的な遊びを体験。また同日訪問した北方西小学校では、2か国の子どもたちから自国の環境問題やそれに対する森づくり等の取組みについて報告を行ったあと、歌や給食を通じた文化交流を楽しみました。続いて訪れた岐阜農林高校では、2か国の子どもたちからの報告後、高校の生徒から学校の取組みの紹介や学校施設の案内を受け、最後に学校で製造販売しているアイスクリームを手作り体験しました。動物や作物を育てるところから、商品づくりの企画、製造、販売まで一貫して生徒が主体的に関わる様子に2か国の子どもたちは非常に感銘を受けた様子でした。

自国でのCFP活動を報告する親善大使(三吉小学校)
自国でのCFP活動を報告する親善大使(三吉小学校)

 25日には愛知県に移動し、オイスカ中部日本研修センターにおいて、地域の子どもたちとの交流会を実施。日本の森を観察した後、2か国の子どもたちから活動発表を行い、それぞれの国の森の違いや環境保全の取組みについて共有しました。

 翌26日には、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)「もりの学舎」を訪問し、自然観察を通じて日本の四季を学ぶとともに、森で拾うことのできるドングリなど自然素材を使った工作を楽しみました。また当日は、ホームステイも実施し、日本の生活文化に触れるよい機会となりました。

 27日に訪問したみよし市立三吉小学校では、学校見学を行ったあと、5・6年生(約140人)と活動報告交流会を実施。同年代の子どもたちが海外で取り組む環境保全活動の発表に、児童の注目も集まっていたようです。 

 27~28日には、タイの子どもたちがオイスカ高等学校を訪問。今回子どもたちに同行していたタイのコーディネーターのサマイさんにとっては、久しぶりの母校への訪問ということもあり、懐かしい話に花が咲いたようです。子どもたちは、茶道体験を楽しんだり、浜名湖へのマングローブの植林活動やゴミの分別、リサイクルなど、同校が力を入れている環境保全活動の取組みについて学び、生徒の意識の高さに驚くとともに、今後の自分たちの活動へのヒントを得る機会となりました。

 28日には、タイとインドネシア2か国のグループが東京にて再び合流。浅草神社や古民家を訪問し、日本の宗教観や伝統建築、文化や習慣について学び、自国の文化や価値観との違いについて意見交換を行いました。

 タイグループは28日深夜便にて帰国。29日には、インドネシアの子どもたちがオイスカ東京本部にて活動報告会を実施。雨期の洪水や乾季の干ばつなど水の問題を多く抱える島から来日した男の子は、水の保全には森の保全が重要だと訴えた上で、今後も自分のふるさとを守るために植林活動を頑張りたい、皆で緑の地球を守りましょうと参加者に力強く呼びかけたました。また、子どもたちに加えて、現地スタッフも、将来を担う子どもたちが活動を行うことの重要性や地域住民の巻き込み方など、指導者の立場から発表を行いました。

 10日間と短い期間でしたが、来日した子どもたちにとっては、多くの出会いと発見にあふれたかけがえのない時間になったようです。彼らがその経験や学びを持ち帰り、帰国後も率先して「子供の森」計画の活動を進めてくれることが期待されます。