2018.5 Thailand-1

植林の前には、活動の意義と木の植え方についてのレクチャーを実施
植林の前には、活動の意義と木の植え方についてのレクチャーを実施

洪水からふるさとを守ろう!

 

 テーサバーンワットパーコー学校はアユタヤ市立の学校です。川の近くに位置しているため、雨季の水量が多いときは、敷地内が浸水してしまうことがあります。こうした問題もあり、校長先生や先生たちが学校での実践指導を含めた環境教育の必要性を感じてオイスカに相談をしたことから活動が始まりました。

おいしいキノコも収穫できました
おいしいキノコも収穫できました

 植林活動では、学校が憩いの空間になるよう、きれいな花を咲かせ、木陰をつくる木や、良質な材木にもなる木などを植えました。2016年に「子供の森」計画に参加してから、この2年間で少しずつ成果が出てきています。継続的に子どもたちが管理を行うことで、苗木の成長も良く、子どもたちの環境への意識も少しずつ育まれているように感じます。また有機農業の実践では、給食を補うのに十分な量の野菜を収穫することができ、みんなでおいしくいただきました。こうした活動の中で、子どもたちは環境に対する意識が変わるだけでなく、チームワークや協力することの大切さを実感し学んでいます。今は学校のみでの活動ですが、今後は地域住民を巻き込んで展開できるように目指しています。

Tadsanab Watpaco School / テーサバーンワットパーコー学校

●活動開始年 2016年 ●生徒数 154人

●所在地 Bankoh, Phranakonsri Ayuttaya District, Phranakonsri Ayutt aya Province