スリランカ

人口 : 2,193万人
(2019年10月IMF推計値 日本は1億2,619万人)
一人当たりのGDP :3,946.592US$
(2019年10月IMF試算値 日本は40,846.777US$)
森林率 : 29% (2017年FAO公表値 日本は69%)

現地スタッフからのメッセージ
スリランカでは、2019年4月に多くの犠牲者を出す連続
爆破テロが発生。幸いオイスカ関係者に被害はありませ
んでしたが、非常事態宣言が全国に発令され、緊張と不安の日々が続きました。環境面においては、例年にも増して乾期が長引き、各地で渇水被害が発生。

オイスカが主に活動を展開する北西部州や中部州は、本来乾燥地には当たりませんが、水不足や異常高温が起き、生活や農業も深刻な影響を受けました。「子供の森」計画の植林活動においても、気候条件が合わずに、何度も予定を変更せざるを得ませんでしたが、学校の理解や協力もあって、最終的に各校における年間目標を無事達成することができました。また環境教育の指導方法について、多くの相談が寄せられるなか、2020年1月には日本から専門家に来ていただき、授業の実演や教師対象のセミナーを開催。地域の課題やその対応策について、子どもたちが楽しく主体的に学べるプログラムづくりを進めました。地域のニーズに沿ったよりよい活動ができるよう、私たちも学び続けていきたいと思います。
2019年度植林実績:1,511本・面積1.2ha
累計(1992年から) 植林514,952本 面積431.17ha
2019年度に植えた主な樹種: ナツメグ、クローブ、ネッリ、アノーダなど
「子供の森」計画参加学校数:357校(1992年からの累計値)

2020年
6月
03日
水
2020.6 Sri Lanka-1

新たな学校で活動が始まりました!
北西部州クルネーガラ県に位置するマスポタ学校は、平野部にあり、近くには小さな運河が流れています。「子供の森」計画に参加している別の学校から異動してきた校長先生が、新たな赴任先でも是非取り組みたいとオイスカに相談してきたことから、2019年に活動がスタート。校長先生自身が事前に他の先生たちや保護者に丁寧に説明をしてくれたことで、大きな問題もなく活動を始めることができました。
2019年
11月
30日
土
Green Wave 2019 Report

オイスカが2008年より参画している“グリーンウェイブ”は、国連生物多様性条約事務局(SCBD)が進める取り組みで、5月22日の「国際生物多様性の日」の前後に世界中で行われています。オイスカも「子供の森」計画(以下、CFP)参加校を中心に、国内外でさまざまな活動を実施しました。
2019年
10月
18日
金
2019.10 Sri Lanka-1

アーユーボーワン(こんにちは)!
私の1日を紹介します
私は、ボゴダ小学校に通う2年生のサユミです。学校には、お母さんがバイクに乗せて連れて行ってくれます。授業は、朝の7時半から 13時半までです。学校では、「子供の森」計画で1年生の時に植えた 木を今でも大切にお世話しています。頑張ってお世話をしているので、木も元気に成長しています。
2019年
6月
21日
金
2019.6 Sri Lanka-1

保護者のサポートを受けながら
活動推進中!
ボゴダ小学校は、北西部州クルネーガラ県にある児童48人、教師8人という小さな学校です。ココナツと稲作が主産業の地域にあり、児童の家庭の多くも農業を生業としています。
2018年
5月
18日
金
2018.5 Sri Lanka-3

アーユーボーワン(こんにちは!)
私の一日を紹介します。
私は、ウィルガンデマタワ小学校に通う5年生のサラニです。「子供の森」計画の活動では、昔の暮らしについて学ぶ時間がとても大好きです。
2018年
5月
17日
木
2018.5 Sri Lanka-2

子どもたちの姿勢が大人の
気持ちを変える
ブワネカバ学校は、他の「子供の森」計画に参加している学校からの勧めがあり、2017年に活動に参加しました。始めのころ、子どもたちの両親は、NGOに対してよいイメージを持っておらず、とても消極的でした。しかし、国際イベント期間中にオイスカが主催した清掃活動に参加してから、両親たちの気持ちが変わったように感じています。
2018年
5月
17日
木
2018.5 Sri Lanka-1

ふるさとを次の世代に伝えよう
ウィルガンデマタワ小学校は、北西部州クルネーガラ県にある児童数100人の小さな学校です。町から遠く離れており、昔は多くあった家々も大きなダムの建設による立ち退きで数が少なくなりました。農業用地や森林が水没しただけでなく、ダムに大量の水が集められることにより、河川や地下水が枯渇してしまい、農業を営むことも厳しくなっています。このような状況の中、前任していた学校で「子供の森」計画に参加していた校長先生の強い希望で、同校での活動がスタートしました。
2017年
5月
31日
水
2017.5 Sri Lanka 3
アーユーボーワン(こんにちは)
私の一日を紹介します。
私は、マータレー県にあるボーガスボベッラ学校に通う11歳のチャラニ・ヘラットです。近くには、ナーランダ・ゲジゲという有名な遺産があります。「子供の森」計画で一番印象的な活動は、日本人のボランティアの方々と一緒に植林をしたことです。日本人と会うのは初めてでした! 植林をした後に折り紙や日本の詩を教えてもらいました。将来は先生に
なって今の学校で働き、そしてみんなが平和で健康的に暮らすことができるふるさとをつくっていきたいと思います。
2017年
5月
31日
水
2017.5 Sri Lanka 2

「子供の森」計画に
仲間入りしました!
この学校はスリランカの中部に近い、ガンティリヤワ村にあります。以前の豊かな森を取り戻し、地域と学校における環境保全活動を活性化するために、2016年に「子供の森」計画に仲間入りしました。事前に、校長先生と先生方へ、次に地域住民へ、そして子どもたちへと順を追って取り組みの意義を伝える説明会を開き、理解を得た上で活動が始まりました。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Sri Lanka-3

ආයුබෝවන්!(アーユボーワン)
こんにちは!僕の一日を紹介します。
僕は、シヤンバランガムワ小学校で「子供の森」計画に参加している4年生のカウィシャです。学校は朝7時30分に始まり、授業は13時半までです。学校までは、毎日お父さんにバイクで送ってもらっています。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Sri Lanka-2

子どもたちから生まれた「3 分間スピーチ」
テンビリポラ学校での「子供の森」計画は、他の学校で活動に参加したことがある校長先生が先頭を切って参加することで、スムーズに活動が進んでいます。
2014年の活動では、子どもたちはグアバやマンゴーの木の苗木を植え、日々大切に植えた木の管理を行いました。またこの学校では、毎週月曜日に朝礼があり、生徒たちは自分の興味があることについてスピーチをしています。「子供の森」計画が始まってから、ほとんどのスピーチが環境をテーマにしたものになったため、環境についてのスピーチには、別に3分間の時間を設けることになりました。この時間は生徒たちによって「自然からのひとしずく」と呼ばれています。短い時間の取り組みですが、継続することで環境に対する子どもたちの意識は確実に変わってきています。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Sri Lanka-1

活動がスタートしました!
スマナサラ小学校は、周りを大規模なココナツの畑や田んぼに囲まれていて、地域住民の収入の大半は農業によるものです。豊かな自然が多い地域でしたが、近年急速な都市化が進んでおり、農地や山を切り崩した宅地開発が行われています。自然破壊に対する危惧の声を受け、「子供の森」計画のコーディネーターが学校を訪れ、PTAの会議で活動について説明を行いました。はじめは消極的だった先生や父兄らも、説明によって活動の重要性を理解し、今ではとても協力的に参加しています。活動ではマンゴーなどの苗木を植林し、環境を守る大切さについてみんなでディスカッションをして勉強しました。
2014年
10月
22日
水
2014.9 CFP Ambassadors

タイとスリランカから
子ども親善大使が来日しました!
2014年9月4日~9月14日、「子供の森」計画」(以下、CFP)子ども親善大使招聘事業として、タイとスリランカでCFPに参加している子どもたちが来日。
岐阜、愛知、東京、千葉を訪問しました。
来日したのは、スリランカからプールニマさん(10)、アクシャヤくん(15)、タイからはオウムさん(13)とクーキックさん(15)。またCFPコーディネーターに加え、スリランカからは現地で活動を支えてくれている学校の先生も参加しました。
2014年
4月
16日
水
2014.4 Sri Lanka-2

『ようこそ!「子供の森」計画へ』
~2013年度新規参加校紹介~
バーナーデット学校は都市部にある学校で、遠くの村からわざわざ通ってくる子どももいるほど教育の質の高さに評判があります。この学校で「子供の森」計画を始めることになったきっかけは、学校内で「環境保護」についての議論が高まり、子どものうちの一人からオイスカが取り組んでいる「環境保全活動」について学校で話を聞かせてほしいと依頼があったからです。
2013年
4月
16日
火
2013.4 Sri Lanka-3

ආයුබෝවන්!(アーユボーワン) こんにちは!僕の一日を紹介します。
僕はバーナーデット学校で「子供の森」計画の活動に参加している10年生のアクシャヤです。
2012年
3月
14日
水
2012.2 Sri Lanka-2

『世代を超えてつながる木』
スリランカ
1993年から「子供の森」計画コーディネーターをしているシランタ・インドラジットです。
最近、久しぶりに93年に「子供の森」計画に参加した学校を訪問してきました。植林をしてから18年が経ち、今は学校が責任を持って森を管理しています。訪問した私を驚かせたのは約3000本の木々からなる立派な森です。この森は、学校の大切な財産として、子ども、そして地域の大人たちもとても大切にしているそうです。
この学校で、自分が子どもの頃に「子供の森」計画に参加し、当時学んだことを子どもたちに教えているお母さんに出会いました。「お母さんが植えた木だよ」と、成長した木を紹介し、その木の大切さや地域の環境の様子などを楽しそうに教えていました。
スリランカの子どもたちは最近、近代化による影響かだんだんと心も体も自然との距離が大きくなってきてしまっています。「子供の森」計画を通じて子どもたちが木を身近に感じ、植林活動が単なるイベントではなく、日常の習慣となってほしいと思っています。また、親子で一緒に木を植える活動も促進するなど、これからも「子供の森」計画を頑張っていきます。
2012年
3月
14日
水
2012.2 Sri Lanka-1

『校長先生からのメッセージ―「子供の森」計画への期待』
スリランカ
2011年から「子供の森」計画を始めたハンダガハウェワ学校の校長先生からメッセージが届きました。
『私たちの学校は、児童170名、教員15名の小さな学校です。11年のはじめ、子どもたちへ「子供の森」計画の説明を行いました。話を聞いた子どもたちは、初めはどうしてこの活動が必要なのかがよく理解できていないようで、少し心配しました。しかし、5月22日に、学校の植林活動に参加した後は、明らかに変化が見られました。“生物多様性と私たちのライフスタイル”というコーディネーターの話から、目に見えない生物も、目に見える生物も、共に大切にして生活すると、長くバランス取れた環境中で生きていくことができるなど、多くを学び取ったようです。
「子供の森」計画は、植林して管理するだけではなく、教育に関する幅広い可能性をもっていると感じました。直接体験することから、多くを感じ学んでいく方法は、とても素晴らしいです。また、みんなで協力して取り組むことで、お互いの理解が深まり、団結力も強くなります。これからも、多くの子どもたちが「私もやってみたい」と積極的に参加できるように、私たち教師もサポートしたいと思っています。』
2011年
11月
02日
水
【スリランカ】オイスカ創立50周年、「子供の森」計画創設20周年記念セレモニー開催

2011年9月24日、OISCA LANKAではOISCA創立50周年、子供の森計画設立20周年を祝う記念セレモニーを行いました。
セントラルマーケットには450人の学生を含めた700人もの参加者が集まり、50周年記念セレモニーが行われるヒンズーカルチュラルセンターまで約2kmの道のりを、色とりどりの横断幕やプラカードを掲げて環境保護を訴えながらマーチングバンドと共に行進しました。