スリランカ

人口 : 2,140万人(2018年IMF推計値 日本は1億2,671万人)
一人当たりのGDP :3,905.6US$
(2018年1月IMF試算値 日本は38,550.089US$)
森林率 : 29% (2016年FAO公表値 日本は69%)

現地スタッフからのメッセージ
子どもたちの「自然を愛する心」を育みながら地球緑化を進める「子供の森」計画。2017年、スリランカでは洪水や土砂崩れ、乾季の干ばつなどが続き、多くの被害が発生しました。被害の大きかったところでは、子どもたちの家族との幸せな暮らしも奪われました。さらに農薬の多投による土壌の劣化や健康被害、ゴミの不法投棄など、環境に関する問題は山積みとなっています。

悲しいニュースも多い中、「子供の森」計画では、災害に強く、豊かな多様性にあふれるふるさとづくりを目指して、植林活動を展開しました。持続可能なライフスタイルを学ぶために、農薬を使わない「ホームガーデニング」にも継続して取り組みました。地域や学校によって理解度や積極性は異なり、地域住民の協力を得られずに調整に苦労することもあります。しかし、教師向けのセミナーや住民の巻き込みも積極的に行うことで、少しずつ地域に根差した活動ができるようになってきました。今後は、依然として課題となっているゴミの問題について、清掃や分別に取り組みたいと考えています。
2017年度植林実績:1,706本・面積1.36ha
累計(1992年から) 植林512,177本 面積428.96 ha
2017年度に植えた主な樹種: マンゴー、グアバ、クンブックなど
「子供の森」計画参加学校数:345校(1992年からの累計値)

2018年
5月
18日
金
2018.5 Sri Lanka-3

アーユーボーワン(こんにちは!)
私の一日を紹介します。
私は、ウィルガンデマタワ小学校に通う5年生のサラニです。「子供の森」計画の活動では、昔の暮らしについて学ぶ時間がとても大好きです。
2018年
5月
17日
木
2018.5 Sri Lanka-2

子どもたちの姿勢が大人の
気持ちを変える
ブワネカバ学校は、他の「子供の森」計画に参加している学校からの勧めがあり、2017年に活動に参加しました。始めのころ、子どもたちの両親は、NGOに対してよいイメージを持っておらず、とても消極的でした。しかし、国際イベント期間中にオイスカが主催した清掃活動に参加してから、両親たちの気持ちが変わったように感じています。
2018年
5月
17日
木
2018.5 Sri Lanka-1

ふるさとを次の世代に伝えよう
ウィルガンデマタワ小学校は、北西部州クルネーガラ県にある児童数100人の小さな学校です。町から遠く離れており、昔は多くあった家々も大きなダムの建設による立ち退きで数が少なくなりました。農業用地や森林が水没しただけでなく、ダムに大量の水が集められることにより、河川や地下水が枯渇してしまい、農業を営むことも厳しくなっています。このような状況の中、前任していた学校で「子供の森」計画に参加していた校長先生の強い希望で、同校での活動がスタートしました。
2017年
5月
31日
水
2017.5 Sri Lanka 3
アーユーボーワン(こんにちは)
私の一日を紹介します。
私は、マータレー県にあるボーガスボベッラ学校に通う11歳のチャラニ・ヘラットです。近くには、ナーランダ・ゲジゲという有名な遺産があります。「子供の森」計画で一番印象的な活動は、日本人のボランティアの方々と一緒に植林をしたことです。日本人と会うのは初めてでした! 植林をした後に折り紙や日本の詩を教えてもらいました。将来は先生に
なって今の学校で働き、そしてみんなが平和で健康的に暮らすことができるふるさとをつくっていきたいと思います。
2017年
5月
31日
水
2017.5 Sri Lanka 2

「子供の森」計画に
仲間入りしました!
この学校はスリランカの中部に近い、ガンティリヤワ村にあります。以前の豊かな森を取り戻し、地域と学校における環境保全活動を活性化するために、2016年に「子供の森」計画に仲間入りしました。事前に、校長先生と先生方へ、次に地域住民へ、そして子どもたちへと順を追って取り組みの意義を伝える説明会を開き、理解を得た上で活動が始まりました。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Sri Lanka-3

ආයුබෝවන්!(アーユボーワン)
こんにちは!僕の一日を紹介します。
僕は、シヤンバランガムワ小学校で「子供の森」計画に参加している4年生のカウィシャです。学校は朝7時30分に始まり、授業は13時半までです。学校までは、毎日お父さんにバイクで送ってもらっています。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Sri Lanka-2

子どもたちから生まれた「3 分間スピーチ」
テンビリポラ学校での「子供の森」計画は、他の学校で活動に参加したことがある校長先生が先頭を切って参加することで、スムーズに活動が進んでいます。
2014年の活動では、子どもたちはグアバやマンゴーの木の苗木を植え、日々大切に植えた木の管理を行いました。またこの学校では、毎週月曜日に朝礼があり、生徒たちは自分の興味があることについてスピーチをしています。「子供の森」計画が始まってから、ほとんどのスピーチが環境をテーマにしたものになったため、環境についてのスピーチには、別に3分間の時間を設けることになりました。この時間は生徒たちによって「自然からのひとしずく」と呼ばれています。短い時間の取り組みですが、継続することで環境に対する子どもたちの意識は確実に変わってきています。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Sri Lanka-1

活動がスタートしました!
スマナサラ小学校は、周りを大規模なココナツの畑や田んぼに囲まれていて、地域住民の収入の大半は農業によるものです。豊かな自然が多い地域でしたが、近年急速な都市化が進んでおり、農地や山を切り崩した宅地開発が行われています。自然破壊に対する危惧の声を受け、「子供の森」計画のコーディネーターが学校を訪れ、PTAの会議で活動について説明を行いました。はじめは消極的だった先生や父兄らも、説明によって活動の重要性を理解し、今ではとても協力的に参加しています。活動ではマンゴーなどの苗木を植林し、環境を守る大切さについてみんなでディスカッションをして勉強しました。
2014年
10月
22日
水
2014.9 CFP Ambassadors

タイとスリランカから
子ども親善大使が来日しました!
2014年9月4日~9月14日、「子供の森」計画」(以下、CFP)子ども親善大使招聘事業として、タイとスリランカでCFPに参加している子どもたちが来日。
岐阜、愛知、東京、千葉を訪問しました。
来日したのは、スリランカからプールニマさん(10)、アクシャヤくん(15)、タイからはオウムさん(13)とクーキックさん(15)。またCFPコーディネーターに加え、スリランカからは現地で活動を支えてくれている学校の先生も参加しました。
2014年
4月
16日
水
2014.4 Sri Lanka-2

『ようこそ!「子供の森」計画へ』
~2013年度新規参加校紹介~
バーナーデット学校は都市部にある学校で、遠くの村からわざわざ通ってくる子どももいるほど教育の質の高さに評判があります。この学校で「子供の森」計画を始めることになったきっかけは、学校内で「環境保護」についての議論が高まり、子どものうちの一人からオイスカが取り組んでいる「環境保全活動」について学校で話を聞かせてほしいと依頼があったからです。
2013年
4月
16日
火
2013.4 Sri Lanka-3

ආයුබෝවන්!(アーユボーワン) こんにちは!僕の一日を紹介します。
僕はバーナーデット学校で「子供の森」計画の活動に参加している10年生のアクシャヤです。
2012年
3月
14日
水
2012.2 Sri Lanka-2

『世代を超えてつながる木』
スリランカ
1993年から「子供の森」計画コーディネーターをしているシランタ・インドラジットです。
最近、久しぶりに93年に「子供の森」計画に参加した学校を訪問してきました。植林をしてから18年が経ち、今は学校が責任を持って森を管理しています。訪問した私を驚かせたのは約3000本の木々からなる立派な森です。この森は、学校の大切な財産として、子ども、そして地域の大人たちもとても大切にしているそうです。
この学校で、自分が子どもの頃に「子供の森」計画に参加し、当時学んだことを子どもたちに教えているお母さんに出会いました。「お母さんが植えた木だよ」と、成長した木を紹介し、その木の大切さや地域の環境の様子などを楽しそうに教えていました。
スリランカの子どもたちは最近、近代化による影響かだんだんと心も体も自然との距離が大きくなってきてしまっています。「子供の森」計画を通じて子どもたちが木を身近に感じ、植林活動が単なるイベントではなく、日常の習慣となってほしいと思っています。また、親子で一緒に木を植える活動も促進するなど、これからも「子供の森」計画を頑張っていきます。
2012年
3月
14日
水
2012.2 Sri Lanka-1

『校長先生からのメッセージ―「子供の森」計画への期待』
スリランカ
2011年から「子供の森」計画を始めたハンダガハウェワ学校の校長先生からメッセージが届きました。
『私たちの学校は、児童170名、教員15名の小さな学校です。11年のはじめ、子どもたちへ「子供の森」計画の説明を行いました。話を聞いた子どもたちは、初めはどうしてこの活動が必要なのかがよく理解できていないようで、少し心配しました。しかし、5月22日に、学校の植林活動に参加した後は、明らかに変化が見られました。“生物多様性と私たちのライフスタイル”というコーディネーターの話から、目に見えない生物も、目に見える生物も、共に大切にして生活すると、長くバランス取れた環境中で生きていくことができるなど、多くを学び取ったようです。
「子供の森」計画は、植林して管理するだけではなく、教育に関する幅広い可能性をもっていると感じました。直接体験することから、多くを感じ学んでいく方法は、とても素晴らしいです。また、みんなで協力して取り組むことで、お互いの理解が深まり、団結力も強くなります。これからも、多くの子どもたちが「私もやってみたい」と積極的に参加できるように、私たち教師もサポートしたいと思っています。』
2011年
11月
02日
水
【スリランカ】オイスカ創立50周年、「子供の森」計画創設20周年記念セレモニー開催

2011年9月24日、OISCA LANKAではOISCA創立50周年、子供の森計画設立20周年を祝う記念セレモニーを行いました。
セントラルマーケットには450人の学生を含めた700人もの参加者が集まり、50周年記念セレモニーが行われるヒンズーカルチュラルセンターまで約2kmの道のりを、色とりどりの横断幕やプラカードを掲げて環境保護を訴えながらマーチングバンドと共に行進しました。