2015.5 Sri Lanka-1

村のお年寄りを招いて、昔の地域の様子や生活方法について学びました
村のお年寄りを招いて、昔の地域の様子や生活方法について学びました

活動がスタートしました!

 スマナサラ小学校は、周りを大規模なココナツの畑や田んぼに囲まれていて、地域住民の収入の大半は農業によるものです。豊かな自然が多い地域でしたが、近年急速な都市化が進んでおり、農地や山を切り崩した宅地開発が行われています。自然破壊に対する危惧の声を受け、「子供の森」計画のコーディネーターが学校を訪れ、PTAの会議で活動について説明を行いました。はじめは消極的だった先生や父兄らも、説明によって活動の重要性を理解し、今ではとても協力的に参加しています。活動ではマンゴーなどの苗木を植林し、環境を守る大切さについてみんなでディスカッションをして勉強しました。

活動に参加する子どもたちはいつも元気いっぱい!
活動に参加する子どもたちはいつも元気いっぱい!

 5年生のクマラさんは、「自分の学校でこうした活動を始めることができて本当に感謝しています。はじめは、私たちがしている活動が何のためなのかよく分かりませんでしたが、活動を通じて、今少しずつその意味が分かってきました。これから、学校でエコクラブをつくり、もっと環境について勉強したいです」とその夢を語ってくれました。学校の学習計画にも環境学習や地域学習が組み込またこともあり、今後より積極的な活動が期待されます。

スマナサラ小学校 Ku/ Sumanasara Primary School

●活動開始年 2014 年 ●生徒数 115 人
●所在地 Kadurugaha maditta, Ranjanagama, Uhumiya,  Kurunegala