世界で猛威を振るっている新型コロナウィルスは、オイスカが活動を行う各国においても、人々の生活に深刻な影響を及ぼしています。日本以上の厳しい行動制限が強いられた地域も多く、今もなお活動が思うように進められない状況が続いています。 

不安や不自由な生活が続くなか、オイスカでは各地の現地スタッフと連携し、「今できる」取り組みについて考え、コロナ禍だからこその工夫を行いながら、各活動を継続するとともに、困窮する地域住民への支援や、感染拡大を防ぐための活動の輪を拡げています。 

 

新たな挑戦を行いながら、withコロナの時代を進む海外の現場の様子をお伝えします。

2020年

9月

07日

コロナ緊急支援募金の御礼(9月7日)

日頃より、オイスカの活動にご支援ご協力を頂き、誠にありがとうございます。

今回、525日から受付をしておりました、新型コロナウイルス対策緊急支援募金について、831日をもって募金の呼びかけを終了いたしました。今回、90名の方々から1,137,552円のご支援を頂きました。改めて、ご支援を頂いた皆様、本当にありがとうございました。

 

 今回ご協力頂いた募金は、これまでご報告して参りましたように、オイスカが活動を展開している海外の国々における、新型コロナウイルスに関連する緊急支援、感染予防並びに住民の生活基盤の立て直しなどの活動に、大切に活用させて頂きます。

 

withコロナの時代を進む海外の現場の様子は、こちらのページからご覧いただけます。皆さま引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

2020年

8月

24日

支援者からのメッセージその2(8月24日時点)

新型コロナウイルス対策緊急支援募金も残り8日間となりました。日本国内ではコロナ禍が続き、併せて熱中症や豪雨災害からの復興も心配される中、受付開始以来、さまざまな方から募金をいただいております。今回は、以前ご紹介した内容に続き、これまで募金にご協力いただいた方々から頂戴したお言葉の一部を、活動地から届いた子どもたちの写真とともにご紹介します。

学校や寺院にて植林活動と感染防止に向けた啓発ワークショップを展開中(カンボジア)
学校や寺院にて植林活動と感染防止に向けた啓発ワークショップを展開中(カンボジア)

「自分は公務員をしており、特に困ることがない事から、一律10万円の特別定額給付金の有効活用を考えていました。地元の市に半分、残りの半分は、オイスカの新型コロナ募金に寄付する事にしました。オイスカの個人会員でもあり、地元の国際まちづくり推進課に勤務している事、オイスカの月刊誌に同封されていた新型コロナ募金のチラシを見て、オイスカへの募金を決めました」オイスカ賛助会員(匿名)

学校が再開されている高校から順に、植林活動を開始。写真は植林に向けて穴を掘る生徒(ミャンマー)
学校が再開されている高校から順に、植林活動を開始。写真は植林に向けて穴を掘る生徒(ミャンマー)

「2014年、ミャンマーのオイスカ研修センター(エサジョ郡)を訪れた事があり、その時に、数多くの訪日研修生OBの方々に会えました。皆、かつて自分が日本の研修センターで日本語を教えた人達で懐かしかったです。皆さん、母国のオイスカ研修センターで立派に活躍しており嬉しかったのを覚えています。新型コロナの心配の中、近隣の村の人々をオイスカが助けている活動、力強く感じます。今後も頑張って下さい。応援しています」オイスカ賛助会員(匿名)

タイでは7月から学校が再開。水道用のパイプとビニールシートで、手作りした仕切りをつくるなど各校で感染防止に努めている(写真は、スリン県)
タイでは7月から学校が再開。水道用のパイプとビニールシートで、手作りした仕切りをつくるなど各校で感染防止に努めている(写真は、スリン県)

「もちろん日本もコロナ禍で大変だが、海外の方が状況は良く無いのではないだろうか。また、オイスカの現場の日本人職員、現地職員の人たちが、このコロナ禍で無事に業務ができているのか、健康面はどうだろうか。それらが心配になり、今回寄付をさせていただきました。コロナ禍が落ち着いたら、また現地を訪問したいと考えています。応援しています」オイスカ賛助会員(匿名)

フィジーでは、6月末より段階的に学校も再開。しかし学校内での活動はまだ制限が多いため、現在は少人数でのコミュニティ植林を中心にCFP活動を行っている
フィジーでは、6月末より段階的に学校も再開。しかし学校内での活動はまだ制限が多いため、現在は少人数でのコミュニティ植林を中心にCFP活動を行っている

「緑や環境に関心があり、オイスカ様の素晴らしい活動を知り、「子供の森」計画(CFP)支援をさせて頂いております。みなさまのご活動にいつも感謝しております。現地のみな様に役立てて頂けますよう、お願いいたします。また、猛暑が続いておりますので、活動されているみなさまはくれぐれもお身体をお大事にされてください」オイスカCFP会員(匿名)

こうしたメッセージは、こちらのスタッフブログでもご覧いただけます。

1.それぞれの連帯のかたち~その3~

2.それぞれの連帯のかたち~その4~

 

お言葉をお寄せいただいた方々以外にも、多くの皆さまから今回の募金へのご協力を頂いております。

 

残り8日、新型コロナウイルス対策緊急支援募金へのご協力宜しくお願いいたします。

2020年

8月

18日

モンゴルにおける新型コロナウイルスに対する取り組み(8月18日時点)

モンゴルでは、1月末から始まった政府による迅速な水際対策が成果を上げ、8月18日現在、新型コロナウィルスの感染者数は累計298名(死亡者数0名)となっていますが、感染者は外国からの帰国者で、市中感染は確認されていません。しかし、長期にわたる規制によって、経済的・精神的な疲弊が国全体に積算しています。そうした状況の中、オイスカでは既報の通り、コロナ緊急支援の一環として、食料の安定的な確保を目的とした家庭菜園支援活動を展開しています。今回は、その続報をお届けします。

対象となったオルホン県バヤンウンドル村とブルガン県ダシンチレン村の計40世帯では、6月上旬に野菜の種苗などを受け取り、栽培研修を受けた後、各家庭で植え付けや、管理を続けてきました。初めて野菜栽培を行う家庭ばかりで、何かと質問や相談が寄せられましたが、そのような状況下で活躍したのが、SNSでした。

直接会って指導や交流ができない中、現地スタッフのアイデアで、情報交換の場としてフェイスブックでグループを作成。各家庭が日々畑の様子や、収穫した野菜の調理方法を投稿したり、困ったことや悩みがあれば、そのグループ上でスタッフや他の参加者に相談して解決につなげるなど、今までにはなかった方法でコミュニケーションを取りながら、活動を進めています。

学校が休校中の子どもたちも率先して参加
学校が休校中の子どもたちも率先して参加
植え付けた野菜の多くが既に収穫の時を迎えている
植え付けた野菜の多くが既に収穫の時を迎えている

厳しい冬に向けて、ピクルスや塩漬けなど保存加工
厳しい冬に向けて、ピクルスや塩漬けなど保存加工
さまざまな料理方法も共有されている
さまざまな料理方法も共有されている

現地スタッフのトゥメンは、

「新型コロナウイルスという今まで経験したことのない問題を前に、今までにはない方法で活動を行う必要がありました。コロナがきっかけとはなりましたが、このような新しい取り組みを行うことができたことを嬉しく思います。

 

何よりも嬉しかったのは、野菜に関する知識が少ないモンゴルの人々に、野菜栽培について教えることができたことです。私たち訪日研修生のOBOGは、日本での農業研修を通じて、野菜のおいしさや栄養について多くのことを学びました。モンゴルにはオイスカの研修センターがなく、地域の人々に農業について教える機会が少ない中、今回、限られた人々が対象ではありますが、野菜づくりの楽しさを伝えることができたことを嬉しく思います。

今後は、参加者からのリクエストで、四国センターで食品加工を学んだOBが、野菜を使ったお菓子づくりを教える予定です。

 

そして驚いたことに、参加者全員が非常に活動に関心が高く、皆とても積極的に取り組んでくれました。今回フェイスブックのグループページでは、毎日活発に参加者同士の情報交換が行われています。最初は朝から晩までスタッフに質問がきていたようですが、今は参加者同士でアイデアを出し合っている様子も見ることができます。また参加者自身が、近隣の住民に学んだことを伝えるという動きも出てきています。自分で野菜を育て、オンライン上であっても日々仲間と情報交換を行い協力しあうなかで、自信ややりがいを得ているように思います」と今回の取り組みについて語りました。

 

コロナ禍によって、普段とは違うアプローチで取り組みを進めることとなりましたが、その中でスタッフたちが学ぶことも多かったようです。9月には、参加者たちが取り組みの成果を報告するとともに、収穫した野菜や加工品を持ち寄る発表会を開く予定にしています。