新型コロナウイルスに対する取り組み(7月13日時点)

現在、新型コロナウイルスの蔓延期を迎えているラテンアメリカ諸国。オイスカの活動地であるメキシコも感染が広がっている国の一つであり、これまで国内で30万人以上の感染者が確認されています(2020年7月13日時点)。外出自粛などの制限によって、不便な生活が長期に渡り続いており、失業者も増加している状況です。

配布されたキットを身に付けた医療関係者
配布されたキットを身に付けた医療関係者

オイスカ・メキシコは、早期から国内での感染拡大を想定し、防護服やマスク、フェイスガードといった医療従事者が必要になるキットの配布を決定。オイスカの活動に理解のある地域住民やそのつながりを活かし、防護服向きの布探しから、裁断、製造まで多くの人が関わり、4月には約200キットが医師、看護師、そして病院を裏で支える整備士などに配布されました。長期に渡る戦いの中、こうした住民を中心とした協力に、医療関係者からも感謝の声が寄せられています。

普及を進める簡易水耕栽培。乾燥地でも新鮮な葉物野菜が採れる
普及を進める簡易水耕栽培。乾燥地でも新鮮な葉物野菜が採れる

また、オイスカ活動の根幹にある「食」の重要性に対する考えから、オイスカ・メキシコでは地域住民に対し、露地栽培だけでなく、半乾燥地帯という厳しい環境下の中で手軽に行うことのできる、簡易水耕栽培による家庭菜園の指導なども実施しています。今回は、住民の生活を支えるべく、野菜や果物栽培の指導を行っている家庭から、生産物を購入。さらに購入した野菜や果物は、失業者へ無償で配布したり、日ごろから活動に関わる人々に対して購入しやすい価格で提供することで、対象地の住民同士が互いに支えあう協力の輪を作りました。 

現地の特製オイスカトラックで、各家庭に配布・販売する野菜や果物を自ら運ぶマルティン会長
現地の特製オイスカトラックで、各家庭に配布・販売する野菜や果物を自ら運ぶマルティン会長

コロナ禍で町の市場も閉鎖されている中で、食料の確保も限られており、「このような大変な事態の中で住民がお互いに助け合い、感謝することで、またオイスカの目指す“ふるさとづくり”に近づけたい」とオイスカ・メキシコ会長のホセ・マルティン・アテラ氏は話します。

頑張って育てたら大きくなりました!
頑張って育てたら大きくなりました!

さらに、「子供の森」計画が行われているサン・マルコス・トラコヤルコ地区では、ポポロカ族の子ども達が学校で学んだ野菜栽培や花の定植を自宅の庭で実施し、オリジナルガーデンを各々が作っています。

 

今後もオイスカ・メキシコでは、厳しい状況下でも、お互いが支え合い、励まし合いながら、力強く前に進みながら活動を行っていきます。

オイスカ・メキシコの活動については、下記をご覧ください。

http://www.oisca.org/support/more/oisca/magazine/201910.html