2022.7 学校レポート in マレーシア

少し硬い土だったので、苦戦しながらも穴を掘り、植林の準備を行った
少し硬い土だったので、苦戦しながらも穴を掘り、植林の準備を行った

ジャックフルーツで

子どもたちに栄養を

 この小学校は、マレーシア最高峰のキナバル山を中心とした国立公園から10kmほど離れた渓谷に位置し、児童の多くが、先住民族であるドゥソン族の子どもたちです。こうした山間部の学校ですが、やはり新型コロナの影響は強く、長期間にわたり在宅学習が続きました。学校が再開されても、ソーシャルディスタンスを守った形で授業が行われ、体育など人と接触したり、体を動かすような授業は禁止されました。

 「子供の森」計画でも学校への訪問や、課外授業が難しい時間が長く続いたため、何度も予定の変更を行い、ようやく2年ぶりに実施することができました。子どもたちの栄養になるようにと学校からリクエストを受け、ジャックフルーツなどの果樹を中心に90本を植樹。久しぶりの課外活動に、参加した子どもたちも楽しんでいる様子が伺えました。今後校内に植えた苗木の管理をしつつ、周辺地域での植樹も行い、地域を巻き込んだ活動に発展させていきたいと考えています。

協力して苗木を植林地に運ぶ
協力して苗木を植林地に運ぶ

コタブルー キアウ第一小学校/SK.Kiau 1 Kota Belud

●活動開始年 2015年 

●児童数 238人 

●所在地 Kota Belud, Sabah