2021.6 Myanmar

新設した雨水タンクより、散水用の水を汲む子どもたち。
新設した雨水タンクより、散水用の水を汲む子どもたち。
植林には、保護者を中心に、 地域の人々も参加してくれた。
植林には、保護者を中心に、 地域の人々も参加してくれた。

緑化とともに、環境整備も進む

 ミャンマーの中央部、年間降雨量の少ないエサジョ郡に位置するユアンゲ学校。この地域の主な産業は、タナカという日焼け止めや化粧品に使われる木の栽培や、お香の生産です。2020年は、学校閉鎖が続きましたが、規模や回数を縮小しながらも「子供の森」計画の活動を継続することができました。

 植林については、人数を調整するため、3回に分けて実施。 樹種は、学校と相談し、ニームやタマリンドといった、いざというときの食糧にもなるものを中心に選びました。また緊急募金や企業支援などを活用し、雨水タンクや、手洗い場の設置も支援。学校再開時には、植林活動の推進や子どもたちの衛生面での改善にも貢献してくれるでしょう。ニーニーアウン先生は、「森林破壊の問題について知っていても、どうすればよいか分からなかった私たちに、具体的な行動の機会をいただけたことを感謝している」と支援への思いを語りました。


ユアンゲ学校/Ywa Nge Middle School

●活動開始年 2009年 ●生徒数 185人

●所在地 Ywa Nge village, Yesagyo Township