2020.6 Malaysia-1

家から持ち寄った野菜くずや鶏糞と、落ち葉を混ぜてたい肥づくりをする子どもたち
家から持ち寄った野菜くずや鶏糞と、落ち葉を混ぜてたい肥づくりをする子どもたち

災害のリスクや不安を減らすために

 

この学校は、ボルネオ島・サバ州の内陸の町タンブナンにあります。周辺は、土地が険しく、土砂崩れが起こりやすい地形となっており、大雨が降るたび、不安に悩まされてきました。植林活動を行うことで、災害のリスクを少しでも軽減したいという思いで、学校がオイスカに相談を持ちかけ、2019年に「子供の森」計画の活動が始まりました。

2019年4月に植えたピリの木は、約1年で80cmほどに生長。大きく育てば、栄養価の高いナッツが採れる
2019年4月に植えたピリの木は、約1年で80cmほどに生長。大きく育てば、栄養価の高いナッツが採れる

植林活動では、根がしっかりと張り、土壌をつなぎ止めてくれる樹種や、果樹を中心に植えました。12歳のエイドリアンくんは、「植林だけでなく、野菜づくりや、つみ木遊びなど、環境や自然について楽しく勉強ができて嬉しいです。鶏糞や野菜くずなどを使って、たい肥をつくる方法も学びました。つくったたい肥は、学校菜園での野菜づくりに使っています」と自身が取り組んでいる活動について楽しげに紹介してくれました。

SK Pegalan Kusob Tambunan / ペガラン クソブ タンブナン小学校

●活動開始年 2019年 ●児童数 84人

●所在地 Kampung makatip, 89567 Tambunan, Sabah