2020.1 Philippines

2019 オイスカ「子供の森」計画 

ナショナルワークショップin フィリピン

 

 11月27日から30日の3日間、フィリピンのヌエバビスカヤ州にあるオイスカの活動地で、フィリピン・「子供の森」計画ワークショップが開催されました。ワークショップにはフィリピン12の州から小学生50人、中学生9人、先生24人と、オイスカ「子供の森」計画のコーディネーター19人、他ボランテイアや講師など計103人が参加し、今回のテーマである「生物多様性の保全と二酸化炭素の隔離潜在性認識」についてワークショップや植林など様々な活動を行いました。

訪日した子ども親善大使より、学んだことを報告しました
訪日した子ども親善大使より、学んだことを報告しました

 1日目は、オイスカの活動紹介、子ども親善大使プログラムを通して日本で学んできた子どもたちの報告や、今回の開催地であるヌエバビスカヤで行っている植林プロジェクトについて参加者に説明しました。

 午後からは、ワークショップが始まりました。最初のワークショップは、フィリピン大学のネルソン准教授から、参加者に5つの質問がなげかけられました。①どうじて学ぶのか②何を学びたいか③ここに着いたとき何を発見したか④一番心に残った動物は何か⑤ふるさとに戻ったと時、家族や友達に共有したいことは何か?参加者はそれぞれ考え、最後に教授よりこれらの質問に対して行動を起こすには、どうしたらいいかを教えてもらいました。またその後、参加者は、「火」・「水」・「風」・「地球」・「精神」の5つのグループに分かれ、根、樹皮、小枝、葉や種の材料を使って、グラフを作成し、グループ毎に発表しました。また、夕食時には、各地のダンスを披露するなど、和やかな雰囲気の中友好を深めました。

2日目には、生物多様性を調査するフィールドワークを行いました。午前には、植林地周辺を2時間かけてネイチャーウォークをし、ナラの木を200本植えました。また午後には、ネルソン教授から調査で使用するテープやコンパス、GPSなどを紹介してもらい、実際に使用して様々な生態系 (水生、低木地、天然林、フルーツ農園、マホガニー農場)の調査を行いました。

フィールドワークの後、参加者は、日中活動した植林地で見つけた材料(葉っぱ等)から作った情報グラフを紹介しました。参加者達は、それぞれグループ毎にテーマについてポスターにまとめそれぞれハッシュタグをつけました。

 最終日には、参加者それぞれ3日間のワークショップを通して

①#I thought 私が思ったこと

②#I realized  私が気づいたこと

③# I will 私がやること

を、書き出しました。

ある参加者は、

#山での植林はとても大変でした

と、思ったことをそのまま表現しました。

また、ある生徒は

#自然は、守られるべきです

と、気づいたと書いていました。

#学んだことを友達に伝えます

と、書きました。

(下記に写真とキャプションでみんなの考え等を紹介しています)

 最後には、一人一人に参加証が授与され、みな気持ちを新たにそれぞれの故郷に向かいました。

 参加者それぞれワークショップを通して気づき、学び、考えが浮かんだようです。

その思いを大切に、これからも自然を守る活動に、友達や家族と協力して取り組んでいきます。