2019.6 Myanmar-1

学校の敷地内だけでなく、村の道路脇にも植林。家畜も通るため、村人たちがトゲのある木を使って1 本1本柵を作ってくれた
学校の敷地内だけでなく、村の道路脇にも植林。家畜も通るため、村人たちがトゲのある木を使って1 本1本柵を作ってくれた

使う責任・守る責任

 チャウダカ小学校は、周りより少し標高の高い村にある小さな学校です。近くには小さなダムがあり、そこから水を汲んで、飲み水や農業用水にしています。この村では、炭づくりをする人が多く、そのために多くの木々が伐採されてきました。

「森の中でいろいろな生き物を探して調べました。見つけた動物が大好きになりました!」と語ってくれた4年生のヤンミョーアウン君
「森の中でいろいろな生き物を探して調べました。見つけた動物が大好きになりました!」と語ってくれた4年生のヤンミョーアウン君

失われた環境を取り戻すだけでなく、潤いのあるふるさとを目指して、子どもたちが協力し合いながら乾燥に強い樹種の植林活動を行っています。「子どもたちの中には、自然を大切にするだけでなく、仲間と協力するといった気持ちも生まれているように思います」と村長も嬉しそうに語ってくれました。子どもたちの頑張る姿を見て、これまでは伐採をする側だった村人たちが、積極的に苗木の柵づくりや管理などを手伝ってくれるようなりました。生活をするためには木を切ることも避けられませんが、「切った後にはもう一度木を植えよう」という意識が村全体に育ってきています。

Kyaut Da kar Primary School/チャウダカ小学校

  • 活動開始年 2002年
  • 児童数 36人
  • 所在地 Kyaut Da kar village,Y esagyo township