2016.8 Malaysia-2

校舎の裏は斜面になっている
校舎の裏は斜面になっている

ふるさとでの暮らしを守るため・・・ 

コタ・ベルッド・キアウ第一小学校は、サバ州にあるKPD/オイスカ青年研修センターから学校まで車で約3時間のところにあり、ここまで離れている学校での活動はセンターでも初の試みとなりました。この学校は山のふもとにあり、川のそばに位置していることから地滑りや洪水の被害に遭いやすく、校舎のいくつかは長雨による地滑りによって壊滅的な被害を受けました。洪水を経験し、その被害を少しでも減らすために2015年に「子供の森」計画の活動に参加しました。

 

植林前に、苗木を持って笑顔でパチリ
植林前に、苗木を持って笑顔でパチリ

初めての活動では、川の氾濫から地域を守ってくれるよう、川岸に沿って苗木を植林しました。植林の際には、木の持つ役割や水の循環についての講義も行い、木を植えることの大切さをみんなで再認識しました。今後活動に地域住民を巻き込んでいくことで、子どもたちだけではなく、地域住民にとっても山や森林を守り、自然とともに暮らす方法を学ぶことができるようなプログラムを作っていきたいと思っています。前年に植えた苗木の管理に加えて、子どもたちのおやつになるような果樹を植えていく予定です。

SK kiau 1 Kota Belud/コタ・ベルッド・キアウ第一小学校

●活動開始年 2015年 ●児童数 268人

●所在地 Ranau, Sabah Malaysia