2016.4 Second eco-camp in Madura, Indonesia

エコキャンプを通して学校同士が繋がっていきます
エコキャンプを通して学校同士が繋がっていきます

マドゥラ島にて2回目のエコキャンプ開催

 

マドゥラ島スメネプ県でのエコキャンプが2016年3月19~20日、同県のドゥンケック中学校で行われました。6つの「子供の森」計画(以下、CFP)参加校と4つのCFP以外の学校から173人の生徒児童が参加しました。またどの学校からも2人の先生が引率で参加しました。
エコキャンプは、2つの重要な国際イベント、世界水の日と国際森林デーを記念して開かれました。そのため、すべての活動はこれらのテーマに結びついており、子どもたちは水と木の関係について学ぶことが出来ました。活動の中では、環境局のスタッフやCFPのナショナルチームから、ゴミの分別や生活の糧としての水、海と山のつながりといったような講義も行われました。CFP親善大使のファカ君も日本で学んだ経験や知恵について、発表を行いました。また、他にも205本の苗木の植林や、ローテーション式でのレクチャーなども行いました。こうした活動は、子どもたちが水や水のみなもとに対する感謝の気持ちや植林活動に対する愛情を持ち、またゴミの分別などの手法を学べるように実施されました。

乾季でも苗木が生きていけるようになります
乾季でも苗木が生きていけるようになります

 さらに3月19日は、アースアワーデー(世界中の人々が同じ日、同じ時間に電気を消すアクションを通じて「地球温暖化を止めたい」「地球環境を守りたい」という思いを示す日)だったため、夜は灯りを消して、キャンプファイヤーを囲みながら、参加者にその目的について伝えるという良い時間となりました。
 エコキャンプ以外に、同校では雨水貯蓄装置の開所式が執り行われました。この装置は、乾季には植林した苗木が枯死してしまうほど水不足に悩む同校のため、雨水を貯めて置けるよう設置されました。この装置を通じて、学校の緑化を進めるCFPの植林活動にも水が供給されるため、CFPで植林した苗木も元気に成長することができるでしょう。
 このイベントを含むマドゥラ島でのすべてのCFP活動は、国土緑化推進機構の支援で実施されています。この活動に参加する学校や環境局、森林局等の地元の政府機関もすべてこの支援に心から感謝しています。