2015.5 Myanmar-2

植えた木の管理も大切に行っています
植えた木の管理も大切に行っています

     子どもたちに生まれた変化

 コッコスー中学校は、前任校で「子供の森」計画に参加していた校長先生が赴任したことをきっかけに、2013年から「子供の森」計画に参加しました。始めに活動のこと、そして環境を守る大切さを分かりやすく伝えるために、コーディネーターが学校に行き、子どもたちに劇を披露しました。また、木の重要性やゴミの問題
について、絵を使いながらセミナーを行いました。こうして活動への理解が少しずつ進んだところで、2014年の8月には薬になるニームや薪として使われるシリスなど46本の木を学校の敷地に植えました。

学校の周りには、タナカ(日焼け止 めになる)の木が多い
学校の周りには、タナカ(日焼け止 めになる)の木が多い

 活動に参加するミンイー先生は、「以前は、学校のいろいろなところにゴミが捨ててありましたが、今はゴミ捨て場を決め、そこに捨てるようになりました。環境のことを教えるのは初めてですが、子どもたちと一緒に活動を行うことで私にとっても勉強になっています。子どもたちは、木を植える意味を知りませんでしたが、今では木を大切に扱うようになりました。環境だけではなく、子どもたちの考え方にもよい変化が起きています」と活動の成果を実感しています。今後も子どもたち自身の気づきを促し、よりよい学びの機会になるよう活動を進めたいと思います。

コッコースー中学校 Kokko Su High School

●活動開始年 2013 年 ●生徒数 341 人
●所在地 Kokko Su Village, Yesagyo Township, Magway