2015.5 India-2

プラスチックやハギレなどを利用して 作ったアート作品
プラスチックやハギレなどを利用して 作ったアート作品

 広めよう!地球を守る活動を!

 ジャグラン学校は、経済的に苦しい立場にある家庭の子どもたちに質の良い教育を受ける機会をつくろうと2006年に設立され、遠方の村から通学する子どもたちのための宿泊施設もあります。子どもたちの多くは近くの村から通っていますが、その両親のほとんどが読み書きができず、また環境に対しての意識もありませんでした。子どもたちが環境について学ぶ機会となるよう、また地域全体の意識を変えるきっかけとするため校長先生の提案によって2010年に「子供の森」計画の仲間入りをしました。

作ったポスターを掲げながら地域の 人々に地球を守ろう!とアピール
作ったポスターを掲げながら地域の 人々に地球を守ろう!とアピール

 2014年は学校での植林活動だけでなく、子どもたちに苗木を配布し、自分の住む地域や家にも植林してもらいました。また、セミナーでは、ポスターづくりやディベートなどを行い、環境についてみんなで考える場となりました。ゴミの再利用を進める活動も積極的に行っており、古新聞から紙袋や封筒などを作って活用した
り、3Rをテーマにゴミを利用したアート作品を作って展示会を開き、州の農業局をはじめ多くの人々から高い評価を得ました。継続することで、活動の内容やその必要性を理解する動きが地域の人たちの中にも広がっています。今後も意識の変化を地域全体に広げ、活動をもっと盛り上げていきたいと思います。

ジャグラン学校 Jagran Public School

●活動開始年 2010 年
●所在地 Noida( the New Okhla Industrial Development Authority), Uttar Pradesh