2015.5 Malaysia-1

植林活動を通じてさまざまな木の種類を学んでいます
植林活動を通じてさまざまな木の種類を学んでいます

地域全体で取り組む活動へ

 都心部や住宅街から離れた丘の上にあり、自然に囲まれたSMKモハマドアリ中学校。子どもたち自身に環境に優しい学校づくりに取り組んでもらいたい、自然を愛する心を育んでもらいたいという先生たちの思いから、2011年より「子供の森」計画に参加しました。2014年度の活動では、アショーカやシナモンなど150本の苗木を植林し、その後も水やりや草刈りなどの管理を行いました。


生徒のお父さんも「地域に良い変化が起きています」と活動に賛同
生徒のお父さんも「地域に良い変化が起きています」と活動に賛同

 また子どもたちは、つみ木を使った環境ワークショップに参加したり、日本から来たボランティアの方々と文化交流を行ったりと楽しみながら環境や自分の地域の自然について学んでいます。これまで続けてきた植林の成果が目に見えてわかるようになった最近では、休み時間に子どもたちが木の下で食事をとったり、環境についてのディベートを行ったりできるようになりました。子どもたちの環境についての知識や意識は少しずつ深まり、自分たちでゴミの分別などにも取り組むようになりました。今では子どもたちだけではなく、子どもたちの両親も活動に参加しており地域で環境について学ぶ場となっています。今後もこうした地域住民を巻き込みながら、地域全体の意識を高めていけるような活動を進めていきたいと思います。

SMK モハマドアリ中学校 SMKA MOHAMAD ALI

●活動開始年 2011 年 ●生徒数 550 人●所在地 RANAU, SABAH