『ペットボトルをリサイクルしてできたのは・・・』
フィリピン・パラワン島
パラワン州の「子供の森」計画参加校の中で、もっとも遠くにある学校の一つであるイスンボ小学校。遠隔地にも関わらず、オイスカが実施するさまざまな環境保全活動に積極的に参加してくれたことから、2011年に晴れて「子供の森」計画の仲間入りを果たしました。
そのイスンボ小学校では2012年、プラスチックゴミ・ゼロキャンペーンが行われました。この地域では行政によるゴミ収集サービスがないため、住民たちが自ら焼却処分をしています。しかしプラスチックゴミは焼くと有害物質が発生して危険なため、焼かずにリサイクルする方法を学校と子どもたちが考えました。
その一つとして考案されたのが、ペットボトルを使ったブロック。子どもたち一人ひとりが持ち寄ったペットボトルをきれいに洗い、包装などに使われているプラスチックのゴミを固く詰め込んだらできあがりです。できあがったブロックは校庭の整備などに使われています。参加した生徒たちからは、「これからは自分のゴミだけでなく、落ちているゴミを見つけたらすぐに拾うようにします」という声が聞かれました。学校はこうしたリサイクル活動を重要視し、カリキュラムの一環として今後も取り組むことにしています。
イスンボ小学校 ISUMBO ELEMENTARY SCHOOL
・活動開始年:2011年 ・生徒数:415人
・所在地:Isumbo, Sofroňo Espaňola, Palawan