『自然とともにある暮らしを学ぶ学校』
南インド
サラスワティー学校は、アンドラ・プラデッシュの部族の子どもたちのための寄宿舎を備えた学校で18エーカー(約7.3ha)の広大な敷地を持っています。そこでこの学校では2010年よりオイスカの協力を得て「子供の森」計画に参加し、今までに800本の植林を行ってきました。また乳牛の飼育や、堆肥場、雨水貯水池、そして薬草栽培のための畑なども敷地内に併設し、子どもたちは、自然をどのように活かしながら生活を営んでいくかを学んでいます。
植林活動と併せ牛の飼育や薬草づくりにも取り組んでいるこの学校には多くの人が見学に訪れます。子どもたちは訪問者に絞りたての牛乳をプレゼントしたり、アンドラ・プラデッシュの民族舞踊を披露したりして歓迎し、そして自分たちが植林した自慢の木々を紹介します。日差しが強く熱いばかりであった校庭に緑が増え、木陰ができ涼しいさわやかな空気が学校中に流れるようになったとうれしそうに報告する子どもたち。木々や自然の役割を学びながら暮らすこの経験は、学校を卒業してからも自分たちの地域での実践につながることでしょう。
サラスワティー学校 Saraswati Vidya Peetam
・活動開始年:2010年 ・生徒数:40人
・所在地: Bandlaguda Jagir, Rajedernagar, Hyderabad