2012.04.25_Pakistan

『森を育て始めた子どもたち』
パキスタン・ラホール

パキスタン・パンジャーブ州ラホール市にある、シカス学校が今年から「子供の森」計画に仲間入りしました!この学校では、オイスカ四国研修センターの研修生OBであるユサフさんがこの学校の体育の先生として働いており、彼が中心となって働きかけ今回の「子供の森」計画の参加へつながりました。

熱心に子どもたちを指導をするユサフさん(左端)
熱心に子どもたちを指導をするユサフさん(左端)

教育に力を入れているこの学校では、授業では、環境問題のことや、木の働きなど、様々なことを勉強する機会はあったのですが、子どもたちが実際に木がどのように育つのか?森はどのようにできるのか?を体験を通して学ぶような機会が全くありませんでした。

ひまわりの種を一粒ずつ丁寧に
ひまわりの種を一粒ずつ丁寧に

初めての活動、4月25日には、200人の子どもたちが参加しました。プレスクールの子どもたちはひまわりの種をまき、低学年の子どもたちは、ユサフさん、そして同じくオイスカ研修生OBのアメールさん、ムラードさんの三人が用意した様々な木の苗木を学校の敷地内に植林しました。
ま た、この学校では希望者を募り、パキスタンでは珍しい野外キャンプ実習も行っています。ほとんど木が生えていない北部でキャンプをし、現地の自治体の協力を得て用意した苗木を植林しました。学校から遠 い場所にあるので、子どもたちが手入れをすることはできませんが、子どもたちは山をきれいにしたり、木を植えることの大切さを実際に体験することができま した。
森林率が3%ともいわれるパキスタン。子どもたちのこれからの活躍が期待されます。

シカス学校 SICAS School

●活動開始年:2012年 ●生徒数:600人