2012.2 Indonesia-2

ぬかるみに足をとられながらも一生懸命植えました
ぬかるみに足をとられながらも一生懸命植えました

『僕たちの島とマングローブ』

 インドネシア・マドゥラ

インドネシアは世界で2番目に長い海岸線を持つ国で、海に面した場所で暮らす人々が大勢います。海岸線にはかつてはマングローブ林が広がっていましたが、大規模な養殖場の整備や、薪としての利用などの様々な理由から伐採され、面積が激減してしまいました。マングローブ林は、海辺の生物を育み、波から国土を守る役目を果たしていましたが、それが失われたことで人々の生活に支障をきたしました。そのため、1990年代後半からオイスカは地域の人々と共にマングローブ植林を始め、2009年からマドゥラ島でも植林を開始しました。

11年12月、インドネシアの「子供の森」計画に参加する8つの学校の子どもたちの代表が、この活動現場を訪問しました。オイスカのスタッフからマングローブ林の役割や、その重要性について説明を受けた後、植林地まで歩いて行き、マングローブ植林を体験しました。ぬかるみに足をとられながらも、子どもたちは初めての経験に目を輝かせていました。「また来たいね」と話しながら帰って行った子どもたち。彼らがマングローブについて学び、これから先も守っていけるよう、これからも「子供の森」計画の中でもマングローブ植林の活動を続けたいと思います。

MT Dharmanyah、SMP 2Saronggi etc

●活動地:Madura, Jawa Timur