木は、アガティス(Acatis cauripine)という現地固有の樹種です。この辺り一帯は、バイニン族と呼ばれる人々が住んでおり、昔から「アガティスを1本伐ると、代わりに村人
の誰か一人が病気になる」という言い伝えがあり、彼らはその言い伝えを守ることで、自然の象徴でもあるこの大木を守ってきました。そのおかげで森には、鳥類ではダチョウに次いで世界第二の大きさのヒクイドリ鳥、やワラビー(カンガルーの仲間)など大型の生き物がたくさん棲んでいます。特にヒクイドリ鳥は、
気が荒いので、出くわしたときは危険です。皆さんも、この地に出かける際は、注意しながら歩いてくださいね。