ゴミのリサイクルで自然を守ろう

植林活動は今年で2年目
植林活動は今年で2年目

フィリピン:ルソン島・ヌエバビスカヤ州、イザベラ州、ベンゲット州

フィリピンでは今、「ゴミ」が大きな問題になっています。村や政府が必死になって地域住民へゴミの分別などを呼びかけていますが、なかなか定着せず、あちらこちらにお菓子のビニールやストロー、ビンなどが散らばっている村が多く見られます。

クッションの中身は 刻んだプラスチックゴミ
クッションの中身は 刻んだプラスチックゴミ

そんな中、カレブ小学校ではゴミをきちんと分別処理して、自然に害を与えないように環境をきれいにする活動に力を入れています。生分解できるゴミは集めて堆肥にしたり、古タイヤや使い古したタンクなどは、学校で花や野菜をつくるコンテナとして再利用し、ストローや飲み物のプラスチックケースなどはきれいに洗ってから細かく刻み、クッションや枕の中身にしています。このクッションづくりは子どもたちだけでなく、先生たちも大喜び。校長先生は校長室に飾り、来客者へいつも子どもたちの取り組みを自慢しています。 

カレブ小学校は「子供の森」計画に参加してまだ2年足らずのため、植えた苗木はまだ小さいです。しかし、この積極的な子どもたちであれば、必ず立派な森を育てられるに違いありません。

カレブ小学校 Careb Elementary School

●活動開始年:2009年 ●生徒数:109人 ●所在地:Careb, Bagabag, Nueva Vizcaya