2011年2月24〜27日、フィリピン国内で活動している「子供の森」計画のコーディネーター(調整員)が11の州から集まり研修会を行いました。フィリピンでは年1回、コーディネーターを一堂に集め、情報交換や指導技術向上のためのセミナーを行っています。経験豊富な先輩から、新しく自分たちのふるさとなどで活動するようになった若いスタッフに実績や経験に基づいたノウハウを教えたり、みんなで新しい知識を吸収したりと、とても充実した研修会となりました。
今年新たに学んだテーマは“アグリ・エコ・ツーリズム”。有機栽培の体験型農場を視察したほか、協力を得られる政府機関の情報整理や、各地域の自然資源の再確認などを行いました。“アグリ・エコ・ツーリズム”は、都会の人たちが休暇を利用して農業体験などを行う“グリーンツーリズム”と環境保護と観光が一体となった“エコツーリズム”を合わせたようなもの。フィリピンの活動の中にもその考えを応用して、もっと多くの子どもたちや住民が自然を学ぶ機会を提供していきたいと考えています。