アブラでは毎年、「子供の森」計画に参加している学校の子どもたちの代表者を集めてサマーキャンプを開催しています。2010年は1週間のキャンプを実施し、7つの学校から合計70人の子どもたちが参加しました。
今年特に力を入れたのは、プログラム終盤の農業実習です。オイスカ・アブラ農林業研修センターの農場や養豚・養鶏場で、子どもたちは種まきや収穫、有機農業、家畜の世話など多くの体験実習を行いました。
この地域一帯は農村地帯ですが、子もたちの多くが地域の環境と農業の関係を知らなかったり、農業と自分たちの生活とのつながりを意識する機会があまりありません。未来の“タネ”である子どもたち。その子どもたちに地域の農業の大切さや、地域に恵みをもたらしてくれる農作物の育て方、そして地域の山や川、生物の種を守っていくことの大切さを教え、将来地域でともに力を合わせて環境や農業を守っていくことができるよう育てていきたいと考えています。