2016.04 Thailand-1

たい肥づくりにも挑戦しています
たい肥づくりにも挑戦しています

親子で学ぶ森と水のつながり

 バーンノーグパム学校は町から遠く離れた山岳地域に位置し、在籍する121名の生徒の多くが山岳民族の村から通っています。生徒たちの両親の多くは農業を営んでいますが、焼畑農業の拡大により、前は学校の周りにあった豊かな森も失われていまい、そのため乾季に水が足りなくなることもしばしばです。このような状況から森と水の関係性について生徒たちに理解してもらい、そして学校で木を植えて大切に管理していくよう指導したいという先生たちの希望から「子供の森」計画に参加するようになりました。

いい木材になるマカモンや、おいしい実がなるジャンボランなどを植樹
いい木材になるマカモンや、おいしい実がなるジャンボランなどを植樹

地域ぐるみで植林活動を進めているため、生徒だけではなくその両親たちも森に対する理解を深めることができました。森も少しずつ豊かになり、学校の環境も良くなってきています。植林活動に参加した生徒からは、「木の種類によっていろいろな役割や使い方があることが分かった」という感想も聞かれるなど、樹種の特性や自然との共生手法についても学べるよい機会となっているようです。2016年も引続き植林活動を行ないながら、有機農業も活動に取り入れていきたいと考えています。

Bannongphum School / バーンノーグパム学校

 所在地:Maesuai Sub-District, Maesuai District, Chiangrai Province

活動開始年:2011年   生徒数:121名