活動のあゆみとこれから in スリランカ

木々は大きく育ち、木陰では教室を開いたり、子どもたちの格好の遊び場になっている。
木々は大きく育ち、木陰では教室を開いたり、子どもたちの格好の遊び場になっている。

 育てたもの、育てていくもの

 スリランカでは、1992年よりこれまで350を超える学校とともに51万本以上の緑化に取り組んできました。各校での植林規模は限られていますが、それ以上に参加 した子どもたちが、自然や他者に対する思いやりの心を育んでいることが何よりも大きな成果だと思います。こうした活動は日本でオイスカの研修を受けたOBOGたちが、農業や環境分野の経験を活かしながら推進してきましたが、残念ながら彼らも高齢化が進んでいます。オイスカ内部の人材育成はもちろん、教員へのセミナーを強化するなど、指導者層を拡げていくことが火急の課題となっています。

OBOGたちは、それぞれ本業を抱えながら、複数校を担当して指導や調整にあたっている。
OBOGたちは、それぞれ本業を抱えながら、複数校を担当して指導や調整にあたっている。