先輩から後輩へ、伝えられる森がある。引き継がれる心がある

チークの森(1997年植林)に置かれた養蜂の飼育箱
チークの森(1997年植林)に置かれた養蜂の飼育箱

タイ:ランプーン、ランパーン、チェンライ、チェンマイ

北部タイ、チェンライ県では元々チークの森がたくさんありましたが、木材としての価値が高いことや、山岳部にあり焼畑などが盛んであったこと、農地として開拓されていったことなどが原因して、それらの森は禿山になってしまいました。オイスカではこうした現状の自然を回復させようとと、ラオスとの国境沿いにチークの森を再生しようと地元の学校と植林活動を進めています。

この写真の森は13年ほど前に植えられたチークの森です。当時は小さな苗木でしたが、今では大きな森になりました。そして、単に森としてあるのではなく、よみがえった森の中で養蜂が行われるようになりました。
 13年前に子どもたちが植えたチークの森が成長し、後輩にあたる子どもたちがここでハチを育て、森から恩恵を受ける手法や森の大切さを学んでいます。単に木を植えることだけを目的とせず、森をつくり、次の世代に伝え、そして森を愛し森とともに生きていくことのできる人づくりを目指しています。

バンパトン学校 Ban Paton School

●活動開始年:1995年 ●生徒数:120人 ●所在地:T.Tago A.Mesuwai Chiangrai